2016年 BUZZ RICKSON'S SUKA PEA COAT 新品です。当時、刺繍まみれのピーコートを見て衝撃を受けて、即購入しました。
早々に完売するショップも多かったようです。
防寒性に優れた34ozの厚手のメルトンウールを使用しているので、中は薄着でも十分暖かではないかと思います。
襟を立てると刺繍が目立ってかっこいいです。
サイズS:身幅49㎝、肩幅41㎝、着丈75㎝、袖丈57㎝(販売店表示)
※商品の1つを計測しているので誤差はご了承ください。
COLOR:01)DDR-807
※1色展開
MATERIAL:34oz Melton Wool
LINING:Rayon Satin
BUTTON:Mil Specs Urea(50年代モデルなので星はありません。)
LABEL:Navy Exchange Tailor Shop
※正規販売店にて購入。ワンオーナー。
※保管状況良好。
※非喫煙。ペットなし。
【商品説明】
朝鮮戦争が勃発した1950年代初頭、韓国や日本の任務に就いたパイロット達はオリエンタルテイストに溢れた日本ならではの緻密な絵柄や刺繍の技術に興味津々であった。
中には韓国の駐留であってもわざわざ日本に立ち寄り、お気に入りの図柄を指定して刺繍入りのジャンパーを思い思いにオーダーする者までいた。
それが後のスカジャンと呼ばれるものである。丁度その頃ハワイではハワイアンシャツの黄金期を迎えようとする時期で、シャツ用の和柄をハワイに向けて輸出する生地が日本で生産されていた。
今シーズンは、当時、日本へ駐留した米兵が個人でカスタムしたジャケット達に焦点を当て、「メモリー・オブ・ジャパン」と銘打って展開する商品群。
卓越した刺繍技術で生まれたスカジャン、ハワイアンシャツに使用された繊細で秀悦な和柄を忠実に再現するBuzz Rickson'sが総力を結集してリリースするジャケット達である防寒性に優れた厚手のメルトンウールを使用し、1990年代初頭からほぼ変わらぬ完成された外観を持つピーコートは、米海軍下士官達から絶大な支持を得ていた。
このピーコートは米海軍駆逐艦USSベナー「DDR-807」の乗員が1950年代に横須賀に寄港した際に、個人がカスタムオーダーした特別な物である。オリジナリティーに溢れる一着を作ろうと目論んだ下士官は横須賀基地にあるネイビーエクスチェンジ内のテーラーに持ち込む、刺繍入りのピーコートを仕立てたのであった。
当時から横須賀の街には、卓越した手振り刺繍技術を持つ刺繍店が数多く点在しており、日本へ駐在した米兵達はこぞって刺繍店へと足を運んではスカジャンはスコードロンパッチをオーダーしていた。
その背景には為替相場が当時1ドル=360円であり、彼ら兵士からすれば非常に安価で刺繍を施すことができたのも魅力の一つであった。
豪華でオリエンタルな和柄を全身に刻み込んだ異端児的存在ともいえるピーコートは、他人と一線を画すのは明らかであり、刺繍の豪華さと同様に着用する兵士の優越感も相当なものであった。