図録本 ベルナール・ビュッフェ追悼展 BERNARD BUFFET ベルナール・ビュフェ展 ビュッフェ展 回顧展
2000年 朝日新聞社
113ページ
ハードカバー
約30.5x22.5x1.5cm
2000年
フルカラー
※絶版
フランスの画家ベルナール・ビュフェ(ベルナール・ビュッフェ、ベルナード・ビュッフェ)の遺作シリーズを含む追悼展のフルカラー図録本。
油彩画、ドライポイント、リトグラフ等78点、主要な作品には詳細な解説を収録。
論考テキスト、アトリエ写真、作家肖像写真、作品制作風景のモノクロ写真、年譜、ビュフェの友人・写真家フルノル氏インタビューもあわせて収載した、大変貴重な愛好家必携の資料本。
【主催者挨拶より】
力強い線描と鮮やかな色遣いで日本人から大変親しまれ、惜しくも1999年10月、自ら命を絶ったフランスの画家ベルナール・ビュフェの追悼展を開催します。
ビュフェは1928年、パリ生まれ。美術学校在学中から才能が認められ、19歳でアンデパンダン展に出品、当時の批評家の注目を集めます。20代にしてピカソに次ぐ話題性と画壇的成功を収めた早熟ぶりは、「天才」の名をほしいままにしました。
ビュフェの絵は一度見た者の記憶に必ず残るといっていいほど、印象の深い作品が多く見受けられます。初期の作品はモノトーンを基調にして、第2次世界大戦後の荒廃したフランスの社会に対する絶望と不条理を描き出しています。その後も彼の創作活動はとどまることをしらず、亡くなる間際まで多くの作品を発表してきました。威嚇的、攻撃的な鋭い線の交差はますます研ぎ澄まされ、つねに現代社会に問題提起をしているかのようです。
追悼展は、静岡県長泉町にあるビュフェ美術館が所蔵する2000点の作品から、ビュフェが生前来館し自ら選んだ代表作品300点を基に構成し、約80点を厳選し展示します。
また、ビュフェ最後の作品となった1999年制作の「死」シリーズの2点をパリから特別出品。自らの死までもモチーフにしたこの遺作は、私たちに多くのことを問いかけています。
21世紀を迎えるにあたり、ビュフェがわれわれに残した多くのメッセージを、追悼展を通して読みとっていただければと思います。
最後になりましたが、この展覧会の開催にあたり、アナベル・ビュフェ夫人、パリのガルニエ画廊ほか、多くの方々のご協力をいただきました。ここにあらためてお礼を申し上げます。
主催者
【目次】
「名声と死」との狭間で 中山公男
図版
ファインダーからのぞいたビュフェ フルノル氏インタビュー
年譜
作品リスト
【作品リストより一部紹介】
作品名/製作年/技法・材質/寸法
父と息子 1945 油彩・カンヴァス 110x67.5
台所 詳細以下略
波
自画像
ランプのある静物
風景
ストーブと裸の男(1)
化粧する女
キリストの十字架からの降架
二羽の鷄
えい
コンロのある静物
アイロンのある静物
パレットを持つ自画像
静物
テーブルの上の皿
自両像
肉屋の少年
女の肖像
椅子
風景
石油ランプ
サーカス
自画像
百合の花
バレーボール
ロールス・ロイス
マンハッタン
ニューヨーク
闘牛士
小さな汽車
ピエロ
カルメン
蝶
皮を剥がれた人物
赤い花
サクレ・クールとパリの屋
ランデルノーの教会
カンペールの大聖堂
キッチン
狂女―死者の顔をした二人
サン・ジャックの塔
あじさい
ダニエルとヴィルジニー
サン・ナゼール
ペロス・ギレック
花
クーヴェールの城
ボーモン・シュール・エスコ
コンフラン・サント・オノリーヌ
ヴォアザン1928
睨み合い(大乃國)
ボームのテラス
楽器
メロンとヒヤシンス
コンコルド広場
オーディエルヌ港の市場
カプリ:マリナ・グランデ
フイレンツェ:ポンテ・ヴェツキオ
風車のあるミコノスの風景
二角帽のピエロ
オランウータン
死よ万歳
死No.9
死N0.16
ふくろう
闘牛士
ノートルダム・ド・ロレツトとサクレ・クール寺院
教会
コーヒー沸し
雄羊
道
かさご
純粋さを求めて(挿画本)
植物誌図集(挿面本)
サクレ・クール寺院
サン・ジャックの塔
エッフェル塔
ムーラン・ド・ラ・キャレット
日本でのムルロー展(富士山東京セントラル美術館)
富士と田んぼ
富士山と汽車