【 ブランド 】
『 Sartorio / サルトリオ 』
キートン社製によるサルトリオは、ハンドメイドとマシンメイドを巧みにブレンドし、着心地を左右する最も重要な箇所のみ
ハンドメイドで作られています。マシンメイドとしてもはや完璧に近い立体的なシルエットと縫製のテクニック、
クラシックでありながらもその時代性を感じさせるラインはシャープで気品に溢れています。
ディレクターのルーチョ・二グロ氏は多くのヴィンテージファブリックを基に、現代的アレンジを加えることでモダン且つ、
ラグジュアリーな生地のみをコレクションに取り入れており、それはキートンの流れをくむことからも高く評価され、
イタリアをはじめ多くのプロたちから、高い評価を受けている玄人向けブランドです。
【 特徴 】
サルトリオはもともと¨チェサレ アットリーニ ¨のセカンドラインでしたが、
¨キートン¨にその名称が譲られ現在に至ります。ですが、キートンの劣化版ではありません。
仕立てとしては、イザイアやベルベストよりもひとつ上と言ったところ。
サルトリオを展開しているキートンは、恐ろしく高級で繊細な生地を使用したジャケットを
多くのコレクションの中で扱っているのに対し、サルトリオは優美な雰囲気というよりは、
ヴィンテージ感を打ち出した色合い、どちらかといえばイギリス的な印象を感じます。
ここ最近ヴィンテージのような風合いがトレンドということもあり、見た目の雰囲気だけを見れば、
もっと味わい深い生地や加工を施したしたジャケットが多く存在します。しかしだからと言って、
サルトリオが親の七光りでキートンの名前を以て売れているだけのブランドかと言えばそうではありません。
ハンドメイド=良いジャケットという偏りがちな考え方を正してくれるような、素晴らしい作りになっています。
【 アイテム 】
テーラードジャケットは男性にとっての盛装であります。
しかし同時に、男性にとっては普段着でもなければなりません。
“ジャケパンスタイル”が一般化された今、今まではスーツの延長線上で堅い印象と
大人の品格を象徴する存在として、ジャケットはこれまで“ 遊び ”の入り込む余地はそれほどありませんでした。
しかし現在では、デザイン面でも着こなしの面でも自由度が高まり、ラフでカジュアルに着こなすブルゾン感覚といった表現がピッタリ。
そうなってくると、重要なのはジャケットの選び。 グレーやネイビーのソリッドですとスーツの組上に見えて、
ともするとツマラナイ着こなしに陥ってしまうのも事実なわけで。
引き続き英国クラシックトレンド真っ最中の今シーズン。ストライプ柄の隆盛を経て、再びのチェック柄人気が訪れました。
でも・・・・、興味はあるけどどう着たら良いかわからないとか、チェックってどうしてもカッコ良くまとまらないから苦手、
といったリアルな意見って意外に多いものです。
何色も使用した大柄チェックやコントラストの強いモノですと、コーディネートの難易度が一気に上がってしまいます。
そこでお勧めなのが、本作のような、色を絞り込んだ控えめなのものです。
着まわしやすい落ち着いたトーンの柄なら、ソリッド(無地)より軽快な印象ですので、コーディネートにリズム感と
存在感を加えてくれます。
【 コメント 】
Sartorio(サルトリオ)からご紹介する「ハンドトゥース ジャージージャケット」。
ナポリで最大級の工場を持つキートングループの傘下で作られるサルトリオ。キートンの仕立てのレベルを保ちつつ、
手縫いでは実現できない細かくて耐久性のある、美しいステッチを施すために、あえてマシンを使用。
複雑な調整ノウハウが必要とされるマシンを使いこなす熟練職人を抱えるキートンだからこそ。
ダークなチェック(千鳥)ジャケットはシンプルなコーディネートの引き立て役に最適な1着。
コーデにインパクトを与えるチェック柄も、本作は、モノトーン系のハンドトゥース(千鳥格子)。
オッサンぽさを回避しつつ、堂々たる貫禄を小僧には醸せない大人の色気へと昇華してくます。
ベーシックなコーディネートに一点取り入れるだけでとても華やいだ印象が手に入り、しかも色合わせも簡単で、
その上トレンド感も満載。こんなモノトーンなら比較的着こなしやすいかと。
さらに、シャツとならオフィスカジュアルに、クルーネックニットとならテレワークに、
はたまた色落ちデニムとなら休日カジュアルにと、使い勝手の良さも魅力です。
もちろん肌触り、仕立ても上等で上品かつ華やかな印象はキープ。「ああ、良いジャケットだな」と素直にそう感じさせます。
デザインは、クラシコイタリアの王道を行く 『段返り3Bジャケット』になります。
ベーシックなノッチドラペルの襟に、段返りの3つボタンのフロント、バルカxパッチポケット、
サイドベンツを備えた王道デザイン。曲面と曲線の連続性を重視して作られた典型的なナポリスタイルのジャケットで、
ナチュラルなショルダーライン、クラシックを保つ8cm幅のノッチドラペル、シャープに見せるハイゴージによって
モダンで洗練された印象を与えます。
1枚仕立てですが、大身返し、薄手の芯地によって、着用者の体型を補整しつつもナチュラルな表情を演出。
こてこてのナポリスタイルではなく、インターナショナルに通用する洗練された雰囲気を出すためにモディファイされているので、
ビジネスシーンでも浮いて見えず、トレンドに左右されることなく長年愛用して頂けると思います。
サルトリオの特徴というか最大の武器は、キートンで培われた立体的な裁断でしょう。
もちろん柔らかさという点ではハンドメイドを多用しているキートンに適いません。着たときには確かにその違いを感じます。
しかしその着る人を包みこむような優しい着心地は、キートンと同じ雰囲気を持っております。緩やかなウエストラインながらも
身体に沿っているために非常にスマートな印象で、リラックスした肩のラインから落ちる袖の幅や形はそのウエストを強調。
そしてそのスマートさをより強く印象づけるやや細身の袖幅が、またナポリ仕立てらしい、気取っていないのに
お洒落なシルエットを作り出します。
仕立ては¨マシンとハンドの巧みなブレンド¨です。
一般的に、マシンメイドのスーツは、職人の手によるハンドメイドと比べて、着心地が劣ると思われていますが、
実際は一概にそうとは言えません。サルトリオの場合、生産効率を高めるためではなく、
手縫いでは実現できない細かくて耐久性のある、美しいステッチを施すために、あえてマシンを使用。
マシンメイドをベースにしつつも、着心地を左右する重要な箇所(胸周りや上襟、袖付けなど)はハンドで行うことで、
ナポリらしい柔らかなフィット感を実現しています。 複雑な調整ノウハウが必要とされるマシンを使いこなす熟練職人も抱える
キートンだからこそ。
マシンとハンドをブレンドすることで、「キートン=第二の皮膚のような体に調和するイタリア的ジャケット」、
「サルトリオ=ビジネスに相応しい英国的ジャケット」と明確な違いが現れております。もちろん、着心地を左右する重要な箇所
(胸周りや上襟、袖付けなど)はハンドで行うことで、ナポリらしい柔らかなフィット感を実現しています。
写真や当方の商品説明では残念ながらサルトリオの魅力は半分も伝わらないと思いますが、
手に取って一度袖を通していただければ、サルトリオの伝えんとすることを感じ取って頂けることと思います。
仕立ては、軽くて柔らかい【LMモデル】アンコン軽量仕立てモデル。
芯材はラペルまわりに薄くソフトな芯地のみ。肩パッドや芯地を省き重量も軽く、卓越した仕立てによって
体のどこにも重量を感じさせない、不思議なまでの軽さ。それでいて、男らをたくましく見せる肩回りや
胸周りのボリューム感や美しい体のラインで、着用するとカッチリとしたシルエットを保ち、ペラペラ感は感じません。
生地の存在感、ラグジュアリー感は保っているあたりは、さすがはサルトリオ。
今の時代にマッチする快適さでありながら、上品さを崩さないぎりぎりの線で色気を主張しているところにセンスが光ります。
着るだけで“男っぷり”が上がる渋くてモダンな「千鳥ジャージージャケット」。
ハンドトゥース(千鳥格子)柄って、それだけでジェントルマンに見えますよね。
とはいえ、カチッとした重たいジャケットは古臭い雰囲気に。本作、「サルトリオxジャージー」ですから、
軽やかな印象で今どきに着こなせます。男としての格も上がるはずですのでぜひとも取り入れてみてください。
【 モデル 】
LMモデル
クラシックなスタイルを軸に置きながらも、時代に合わせた空気感を作るのが上手いサルトリオ
。世の中の洋服に対する軽快さを求める需要に合わせ、登場したのがこちらのハーフキャンバス(胸増し用芯地入り)仕立てで
ハリ感を残しつつも着心地はソフトな「LMモデル」です。
ドレスシーンからカジュアルシーンまで幅広いシーンでお召しいただけます。
「IZモデル」と比較すると、よりきちんと感が求められるシーンにぴったりです。
※公式より引用
【 ディテール 】
・シングルプレスト
・段返り3つボタン
・ノッチドラペル(ラペル幅:8cm)
・ナチュラルショルダー
・バルカポケット
・パッチポケット
・サイドベンツ
・袖先:アンフィニッシュ
・1枚仕立て
・袖裏地あり
・内ポケット2つ
・ハンガーループ
【 生地 】
サルトリオを語るうえで外せないのが、『こだわりのヴィンテージ調テキスタイル』です。
サルトリオに生地を提供しているのは、なにを隠そう、同じキートングループの一員である、
あの¨CARLO BARBERA(カルロ・バルベラ)¨です。そんな、バルベラが手掛ける、キートンブランド向けの超高級素材を
惜しげもなく使用出来ることが、サルトリオの最大の武器です。
ディレクターであるルーチョ・ニグロ氏は、その中の選りすぐりのヴィンテージファブリックをもとに現代的なアレンジを加え、
ノスタルジックでありながらも新しい、マニアを唸らせるような、一種独特な雰囲気をもつ生地を作り上げています。
ふっくらしなやかでコシのある「コットンウール ジャージー」になります。
サルトリオが使用するジャージー素材なので、言うまでもなくクオリティは◎です。
最高品質の「コットン」x「ウール」を混紡し、ハンドトゥース(千鳥格子)に編み立てたジャージーです。
ウールとコットンを、「1:1」の混紡比率を採用することで、何かが出すぎたり足りなかったりすることもなく、
それぞれの利点すべてを過不足なく享受できる、上質&快適を極めたという表現がまさに相応しいクオリティです。
クラシックな雰囲気でも、見た目、着心地、耐久性はアップグレード。
ひなびた風合いと温もり溢れる風合いを併せ持つ表情豊かなツイード調素材は、英国クラシックな雰囲気ですが、
実はジャージー素材というのに驚かされます。 その見た目からは想像できないほど、しなやかで、ソフトな風合い。
もちろん、ジャージー特有のストレッチ性はそのままなので、ストレスフリーな着心地を存分に楽しめます。
伸縮性があるのに型崩れしない耐久性も素晴らしく、通常のジャージージャケットはワンシーズン着ると
生地が伸びてだらしなくなってしまいますが、こちらの品ならその心配はありません。
大人のシブさが際立つ千鳥ジャージー。
ハンドトゥース(千鳥格子)という本来なら英国クラシック感満載のジャケットも、
こんなグレーxネイビーの配色ならモードな印象に。
¨英国クラシック¨と¨イタリアの洗練¨という両方の魅力を併せ持った仕上がりで、渋くても悪目立ちする心配もナシ!
と、まさしくいま、大人が着るべきジャケットといえましょう。
【 素材 】
コットン:51%・ウール:49%
【 色 】
シックで合わせやすい『グレーxネイビー(千鳥格子)』になります。
クセの強いハウンドトゥース柄も 「グレー」と「ネイビー」のモノトーン配色によって、
なかなかどうしてモダンな面構えになっています。
薄っすら滲んだ主張控えめな柄でコーディネートしやすいこともポイントです。
“ほんのりモードを匂わせるモノトーン配色の楽チン英国柄ジャケット”、
いまの気分にぴったりだと思います。色数を抑えてシックに着こなしてください。
【 サイズ感 】
シルエットは、『クラシックを感じさせるモダンフォルム』になります。
軸足をクラシックに置きつつも、技術に裏打ちされたモダンな時代感を見事に表現しています。
ナポリテーラードのように柔らかく、優しく包み込まれるようなフィット感。
肩から上胸にかけては厳選された上質な薄芯地により張りを持たせ、ボディーラインが
常に美麗に見えるようなっており、高い位置からバランス良くシェイプされたウエストにかけての流麗なライン取りは、
後ろ姿も美しく見せてくれます。決して細すぎず、太すぎず流行に左右されない普遍性な美しさがあるので、
いつの時代も輝きを失うことはありません。クラシックとモダンのバランスが本当に絶妙です。
【 サイズ 】
【 48 7-R 】
【 サイズ実寸 】
着丈: 74 cm
肩幅: 45 cm
身幅: 52.5 cm
ウエスト幅:49 cm
袖丈: 62 cm
採寸位置
着丈・・・襟付け根中心から裾
肩幅・・・・・肩先から肩先直線
身幅・・・・・袖付け根位置の脇下両端直線
ウエスト幅・・ウエストの一番細い部分の直線
袖丈・・・・・肩先、袖付け根から袖口
全て平台の上に平置きし、外寸を計測。
商品により誤差がある場合がございますのでご了承ください。
【 着用シーズン 】
秋/冬
【 状態 】
新品未使用
【 付属品 】
タグ、袖ボタン
【 製造国 】
イタリア製
【 定価 】
272,800 円(税込)
【 備考 】
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