SACD ハンネ=ローレ・クーゼ ヴァーツラフ・ノイマン ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団 ブルックナー: 交響曲第1番、ワーグナー: ヴェーゼンドンク歌曲集
SACD/CDハイブリッド仕様 高音質SACD-Hybrid 0302921BC
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メイン
指揮: ヴァーツラフ・ノイマン
管弦楽: ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団
ソプラノ: ハンネ=ローレ・クーゼ
その他
作曲: アントン・ブルックナー 、 リヒャルト・ワーグナー
ノイマンがブルックナーを指揮した知られざる名盤!当時としても珍しい第1番の録音であり、この曲屈指の名演として語り継がれている演奏。アナログ領域でのみマスタリングを行い、ダイレクトでDSD化!本国のETERNAオリジナル・アナログテープ最新復刻企画 SACDハイブリッド化第26弾
極めて珍しいノイマンによるブルックナー録音。しかも当時は特に録音機会が少なかった第1番という点でも貴重です。ノイマンのゲヴァントハウス管弦楽団のカペルマイスター(1964-68)就任時録音のなかでも、ある意味「わが祖国」やマーラー録音4種と並ぶ重要な録音とも言えるでしょう。ライヴ音源を除いてノイマンのブルックナー録音はこの盤以外存在しないことを含め、存在意義が大きい音源です。加えて、今回の復刻では1964年にソプラノのハンネ=ローレ・クーゼと収録したワーグナーの「ヴェーゼンドンク歌曲集」をカップリングしました(オリジナルは「R.シュトラウス:4つの最後の歌」と収録)。この曲は「トリスタンとイゾルデ」と並行して作曲された連作歌曲であり、初演は1862年に行われています。ブルックナーの交響曲第1番は1965年に着手され翌年に完成していますので、特に結びつきはありませんが両曲は近い時期の作品です。
このノイマンによるブルックナーは、第1番の曲が持つ、推進力と響きの美しさを両立させた類稀な録音です。マーラーでも見られた当時のノイマンの熱気がそのまま演奏にも反映されており、初期ブルックナーの勢いをそのままストレートに表出したとも言えるでしょう。元々ブルックナーが持っていた完成度をはっきりと具現化したノイマンの力量は確かなものです。テンポ感も順当で、決して早目ではなくむしろ凝縮力があるため、充実し聴き応えがあります。当時のオケの音色も美しく、木管やホルンの気品ある響きにも感動を憶えます。第1番は全集録音の際に収録される度合いが大きい曲ではありますが、単独で収録されたこの盤は現在においても卓越した演奏であると評価が高いです。曲の本質を表出させたノイマンの力量は高く評価されて然るべきでしょう。尚、当時単独で収録された経緯は不明ながらもETERNAではブルックナーを複数の指揮者で録音していましたので、ノイマンが望んだか否かにしても、貴重な録音が遺されたことはブルックナー・ファンならずとも喜ばしい点です。そして、今回の最新復刻では従来のCDよりさらに一歩踏み込んでこの演奏を鑑賞できますので、あらためて評価が高まることを期待します。
今回の復刻に際して、マスターテープはレーベルからウィーン在住のマスタリング・エンジニアであるクリストフ・スティッケル氏のスタジオに空輸し、アナログ領域でのマスタリングを行った上で、デジタル化にあたってはSACD層用のDSD化とCD層用のPCM化を別系統で行い製品化。この企画では、現在考えられる限り理想的な方法でのマスタリングを実現しました。その効果は著しく、マスターテープに残されていたクオリティを極めて忠実に再現することが可能となり、さらにアナログ領域のみでのマスタリングとダイレクトDSD化が、より音質的に効果をもたらしています。従来と比較して驚くほど鮮明で解像度が高くなったことにより、演奏に対する更なる評価が期待できるほどの出来です。尚、解説書には今回使用したオリジナルのアナログ・マスターテープの外箱の写真もカラーで掲載してあります。