にっぽんのアコースティック・ギター
〜“メイド・イン・ジャパン”の矜持を炙り出す〜
楽器のサウンドが作り手の文化的背景に大きく影響されることは間違いない。特にアコースティック・ギターは人の手が関わる部分が多いだけに、その度合いは他の楽器と比べてもかなり高いはずだ。
であるならば、日本人が作るアコーステック・ギターには何か日本人だからこその共通個性が存在するのではないだろうか。その歴史が半世紀を超えたいま、“メイド・イン・ジャパン”のギターは世界各国で賞賛を集めるまでに成長を遂げている。日本製アコースティック・ギターが世界中から信頼される理由はどこにあるのか、日本製ならではの個性とは一体なんなのか?
今号の特集ではそれを炙り出すためにメイド・イン・ジャパンのギターのみを深掘り。工場取材、関係者へのインタビュー、専門店スタッフの証言など、様々な切り口からにっぽんのギターの魅力を探るべく探求を進めてみた。
【目次】
特集
にっぽんのアコースティック・ギター
“メイド・イン・ジャパン”の矜持を炙り出す
[ヒストリー]日本のアコースティック・ギター、その歴史を振り返る
[アンケート]地図で見る日本の主要アコースティック・ギター工場7選!
[試奏分析]田渕ひさ子がにっぽんのアコースティック・ギター7本を弾く
[アンケート]ルシアーが考える「メイド・イン・ジャパン」サウンドメッセin大阪2023編
[インタビュー&試奏分析]ヤマハ工場レポート
[アンケート]ルシアーが考える「メイド・イン・ジャパン」TOKYOハンドクラフトギターフェス2023編
[インタビュー]工場と工房の利点を併せ持つモーリスが掲げる理想~モーリス
[インタビュー]日本のエレアコ市場を牽引してきたタカミネの初志〜タカミネ
[インタビュー]桜ギターで開花した日本が誇る和材の可能性〜ヘッドウェイ
[アンケート]専門店スタッフが感じる「日本製アコースティック・ギター」の魅力
[アンケート]プロ・ギタリストが思う「にっぽん製」の強み
Interview
吉川忠英
ソロ5作品のリマスターを機に“職人技”を支えた機材遍歴を語る
マルシン
噂の技巧派ソロ・ギタリストが自身の背景と愛用のギターを解説
内田勘太郎
ソロ活動25周年を迎えた巨匠のインタビュー+アルバム『Tohgen Kyo』分析
Specials
今さら聞けない、指弾きのキホン!
4フィンガー・スタイルを知ろう
講師:西山隆行
Hardwear
[機材分析]曽我部恵一が最新のマーティンD-28 & D-18を徹底試奏!
[機材分析]フォンゾ・ギター を知る レビュアー:松井祐貴
[新製品レビュー] NEW PRODUCTS CHECK UP レビュアー:堀尾和孝
[イベント・レポート] モーリス・フィンガーピッキングデイ2023
[ショップ紹介]三木楽器 Smalls guitar shop
Guitar Score
コールドプレイ「Guns(ガンズ)」〈完コピ譜〉
イーグルス「Desperado(ならず者)」〈ソロ・ギター・アレンジ譜〉
B.J.トーマス「Raindrops Keep Fallin’ On My Head(雨にぬれても)」〈ソロ・ギター・アレンジ譜〉
その他
編集Kのもっと!アコギ作りがうまくなりたい[第17回]
新着ニュース&イベント情報 etc.
Aocoustic Guitar Book 57にて下記の訂正をさせていただきます。
●P37中段[Pickup System]解説文
誤
▼タカミネ製エレアコにインストールされているのが同社伝統のパラスティックPUとそれをサポートするプリアンプ。プリアンプは時代ごとに様々なタイプが開発されてきた。現在の主に使われているのが往年のタカミネ・サウンドを強く意識した”CTF-2N"とより細かなEQを搭載するなどした”CT4"シリーズ(2機種)だ。
正
▼タカミネ製エレアコにインストールされているのが同社伝統のパラスティックPUとそれをサポートするプリアンプ。プリアンプは時代ごとに様々なタイプが開発されてきた。現在主に使われているのが往年のタカミネ・サウンドを強く意識した”CTF-2N"と、より細かなEQ操作が可能な”CT4ーDX”の2機種だ。
読者ならびに関係者の皆様にご迷惑をおかけしたことをお詫び申し上げます。
(株)シンコーミュージック・エンタテイメント
YG企画ルーム
登録情報
- 出版社 : シンコーミュージック
- 発売日 : 2023/8
- 言語 : 日本語
- 雑誌 : 112ページ A4変型判
- ISBN-10 : 4401653912
- ISBN-13 : 978-4401653911