
〇サンスイ製プリメインアンプAU-α907i を出品させていただきます。
・ 今よりも日本国内のオーディオ市場が華やかであった頃、特にアンプ製品の分野で、際立って高い評価と人気を獲得していた、サンスイの、この音だけでなく、漆塗りとされる前面パネルや下段に並ぶ金属製のノブ類、均整の取れた形、見た目も端正で本当に美しいこのアンプが大変に好きで、ついつい3台保有してきておりました。
本機はその内の1台となります。下段のノブはAU-α907i MOS LIMITEDまでは金属(アルミ)製でしたが、後継のAU-α907L EXTRA以降の機種ではプラスチックのような材質に替わっており、パワフルで鮮烈なα907L EXTRAの音は大変に魅力的なものではありますが、見た目の質感についての印象は少し異なります。(※音や外観については、あくまで個人的な印象です。)
・ 機種の詳細については、下記のようなサイト等で御確認ください。
https://audio-heritage.jp/SANSUI/amp/au-alpha907i.html
〇サンスイアンプのコレクションが20台以上あった為、このアンプも、常時スピーカー等に接続して使用を続けてきていたわけではありませんが、今回の出品にあたり、本年3月に、電源オンの後、正常に作動状態に入り、パワーアンプダイレクトバランスケーブル入力端子、および、同ノーマル(ライン)入力端子から信号を入力し、スピーカーAおよびスピーカーB出力から正常に音が出ることを確認しております。その確認は、3日間に亘り、3時間程度ずつ、通常使用する音量で音楽を流し続けて確認しております。(※歪等含め、特に気になる異常もないように思われますが、但し、専門的な機器を使用して何らかの測定を行ったわけではありませんので、その点は御了承をお願いいたします。)
〇当方で所有してきたサンスイ製アンプは、故障等の経験はありませんでしたが、新品入手・中古入手を問わず、最後は2013年頃~たしか2018年頃にかけて、全て一度は点検整備を行っていただいております。
整備依頼時に故障があった機種は1台だけだったと記憶しておりますが、全てについて、定期点検の意味からも、必要とされる部品交換と調整等も行っていただきました。アクアオーディオラボさんにお願いした1機種を除き、他は全て山水サービス代行さんか、元サンスイ技術者でいらした方にお願いしておりました。本機は、サンスイサービス代行さんにお願いいたしました。
〇一切の改造等は行っておりません。
〇ペットや喫煙者も全くおらず、湿度も一定程度管理された部屋で使用・保管をしてまいりました。
【本機の状態】
・ 画像でご覧いただけるように、漆塗りとされる前面上部パネルに、光の当たり方等によってわかるスレ傷(前面入力選択スイッチ群右側)や僅かな小傷がありますが、年数からしてもまずまず悪くない美品の類いではないかと感じております。最近私がYouTubeで目にしたように、もしかしたら適切な微粒子コンパウンド等を用いれば消えるのかもしれませんが、特に処置はしておりません。細かいことですが、こうした世代のサンスイ製アンプでは、電源ボタンの「POWER」の文字が薄れているとか、消えてしまっているものもありますが、本機も、画像の様に文字も残ってはおります。
但し、状態等につきましては、当方の見落としや、個々人間で評価や要求水準の差異もあることと思われますので、全て画像から御判断いただき、新品と全く同等のものをお探しである場合は、御入札をお控えください。
・ 上述の本出品にあたっての点検の範囲内で、問題なく正常に音が出て機能しているように判断いたしました。但し、AU-α907iなどの機種は、パワーアンプダイレクト入力時、通常メインボリューム上部の小さな赤いランプが常時点灯しますが、本機は、点灯していても、ふと気付くといつの間にか消えていたり、電源を入れた時から点灯しないことがあります。2015年前後頃の本機最後の点検整備に出す際、山水電気サービスさんにお伝えはしてはあったのですが、作業時に再現されなかったのか、音楽信号再生の機能面で問題もなかった為にその件はお忘れになっておられたのか、点検整備から戻ってきた時もその状態のままであった為、すぐに再度送り直して整備をお願いすることも考えましたが、頻繁に梱包し長距離移動させることで運送事故や汚損等の発生する可能性も懸念された為、「いずれそのうちまた次の定期点検整備の機会にでも」と思いつつ現在に至ります。パワーアンプダイレクトのバランス入力、ノーマル入力(ラインケーブル入力)共に、現在も正常に問題なく音は出ているように思われますし、音楽再生の機能面では当時も現在も問題がないようには思われます。
・ 2015年前後頃だったように思われますが、今回同時に出品させていただいている907iを点検整備に出した際、サンスイサービス代行の社長さんに、 AU-α907iについて私が、「見た目も音もいい機種なのに、どうしてもAU-α907iMOS LIMITEDに隠れてしまうのか、世間で正当に評価されていない気がして残念な気がしている」と申し上げたところ、「α907i はねえ、ほんとにスカーッとした、いい音がするんです。」「ちゃんと維持されてて、整備されてたら、またスカーッとしたいい音がまたしますよ。」「サンスイのアンプはいつまででも楽しんでいただけますよ。」と仰っておられたのを今もはっきりと憶えております。私にも、音に関して、社長さんの仰ることが、良く理解できると思いました。
・ ほぼ同時期の製品として、AU-α907i MOS LIMITEDにばかり高い関心が注がれるように思われますし、当方も同機種を3台所有しておりましたが、それに先立って、デジタル音源時代の幕開けと共に、サンスイが、「新しい時代に向けて新しい世代のより良い音を」と、おそらくは熱い情熱と、技術やファンに対する真摯さ誠実さと共に送り出した本機の、今も時代を超えて端正な美しさで目を楽しませてくれるその外観と、おそらく今も素晴らしいその音を、大切にお使いいただける何方かにお譲りできて、末永くお楽しみいただければ幸いです。
【その他】
・ 本体を気泡緩衝材(プチプチ)で巻き、ヤマトパソコン宅急便(Eサイズ)の箱に、更に内箱の下部に緩衝材を詰めた状態で入れて佐川急便でお送りする予定です。(※過去にアンプを点検整備に出すのに1、2度使用した中古の箱でよろしければ、5月中であれば箱代はいただきません。送料のみ御負担ください。落札されずに6月以降に再出品となった場合、一旦中古の箱は処分してしまう予定でおりますので、送料とは別に、新品の箱代1,650円を送料に加算させていただきます。送料着払いも承ります。)
https://www.kuronekoyamato.co.jp/ytc/customer/send/services/pasotaku/
※許容重量15kgとされていますが、箱自体は丈夫なもので、その内箱の下部の外箱との間に緩衝材を入れる方法で、当方においては過去に何度も、元箱を処分してしまった機種の点検整備や、売却に伴う発送をしてまいりましたが、幸い現在のところ、認識する運送事故は発生しておりません。
・ 品物は、アンプ本体のみとさせていただきます。(※取扱説明書・期限切れ保証書、点検整備時の明細等は、もし見つかればお付けしますが、期待なさらないでください。本機の元箱はありません。)
・ 大変恐縮ですが、当方素人の為、ボディを開けられ、部品の抜き取りや交換されるなどしてもわからないことも想定されますので、輸送中の事故や不具合の発生等も含め、一切の返品・返金はお受けいたしません。
・ 掲載画像の加工・修正等は行っておりません。
御検討の程どうぞよろしくお願いいたします。
(2025年 5月 31日 2時 15分 追加)この時代の、ピアノブラックの美しい前面パネルを持つサンスイ製品は、周囲の映り込みを抑えて撮影することが難しいのですが、遅くなりましたが、移動させて撮影してみました。御確認ください。
大変恐縮ですが、もしご落札いただけた場合、6/2〜6/6の間、当方が梱包・発送作業を行うことができません。予めご了承の程、どうぞよろしくお願い申し上げます。
(2025年 5月 31日 2時 32分 追加)背面の各入出力端子は、途中からキャップを被せてはおりましたが、バランスケーブルで接続しておりましたので、他の端子には特に積年の酸化被膜等あるかと思われます。ご使用の際は必要に応じてオーディオ用接点クリーナー等でクリーニングを行っていただくことをお勧めいたします。