【 Salvatore Ferragamo / サルバトーレ・フェラガモ 】
サルヴァトーレ・フェラガモは同名のデザイナーによって1935年イタリアで創設。
フェラガモは幼い頃から天才的な靴職人であり、9才にしてイタリア伝統の技を習得し、
11才で靴屋を開業。15才の時兄弟を頼ってアメリカのハリウッドに渡った時、有名な
多くの俳優や女優のために映画用の靴を作ると、非常に評判が良く次第にプライベート
での靴の注文も受けるようになり名声を高めます。28才でイタリアに帰国し、
フィレンツェに工房を開設するも、大恐慌のあおりで一度倒産します。
その後、1935年に現在のサルヴァトーレ・フェラガモを設立し、世界的なブランドへ躍進しました。
【 特徴 】
イタリアの老舗らしくいきすぎることのない洗練のデザインと、ブランドの財産である
卓越した職人技が裏打ちする確かな上質さ。それは創業以来現在まで、脈々と受け継がれております。
アクティブで創造性に富み、つねにあたらしい感覚を求めることを止めない・・・・・・。
そのような人びとが、リラックスできる着心地の良さを実現しているファッション、
それがサルヴァトーレ フェラガモが打ち出すものでしょう。シックかつモダンに昇華させた洗練のデザイン、
クラフツマンシップが生み出す端正なフォルム。それは新時代を切り拓く大人にこそふさわしい、
上質さとエレガンスをかなえてくれます。
【 アイテム 】
ダウンぐらいの温かさが欲しいけど、大人のオトコたるもの、ちょっとリッチに差を付けたい。
そんな方にお勧めしたいのが、羊の毛皮で作られた『ムートンコート』です。
古くから¨いつかは手にしたい憧れの存在¨とされてきたムートンウェアの特徴は、
毛足が生み出す『圧倒的な保温性』と『リッチ&ラグジュアリーなルックス』の2点。
とにかく着ていて暖かい、しかも見た目がお洒落・・・・・、ミンクやヴィーゼルといった
希少な毛皮を除くと、ムートンウェアは、¨我々が手に入れることができる最も贅沢で
機能的なアウター¨であると言えます。
決して安い買い物ではないムートンアウター。購入時に考えたいのが長年の着用に耐えられる
ものなのか? トレンドに関係なく着用できるのか? でしょう。ムートンの良し悪しを決めるのは「素材」です。
安価なムートンは、重く手触りも悪いのですぐに飽きてしまうでしょう。
そんな大人が持つべきムートンの条件を羅列していくと、結果、メゾンが手掛ける逸品に辿り着きます。
この手のムートンは羽織るだけでラグジュアリーなムードを表現できるだけでなく、長きにわたって
培った彼らの美意識が投下されているためスタイリッシュな雰囲気も醸し出すことが可能。それに、
メゾン謹製という印籠は女性ウケも抜群なはずです!
【 コメント 】
サルヴァトーレ・フェラガモの『ムートンコート』。
クラシックなムートンコートも¨フェラガモ¨が作れば、そのエレガンスは別格!
流行に捕らわれないシンプル&ベーシックなデザイン、選び抜かれた世界最高水準のレザー。
洗練された細すぎないモダンシルエット、長年飽きずに着られる定番色・・・・・、全方位的にパーフェクトです。
上品で男らしい軽やかリッチなムートンコート。
過度なデザインせず、、ベーシックにデザイン。だからこそ、上質ムートンの質感が際立ち、
ラグジュアリーな味わいが存分に楽しめる一枚仕立てのムートンコート。
ひざ丈のムートンコートともなればずっしり重たいが相場。
ですが、ムートンでは最軽量レベルの驚くほどの軽さ、柔らかな着心地が魅力。
ウール製のメルトン系コートよりも軽いので至高の着心地が楽しめます。
またムートン素材は、肉厚ゆえに着太りして見えるという心配がありますが、短めにカットされたシェアリングによって、、
スマートな見た目とシルエットを両立。ムートンはマッチョに見えるから嫌!そんな理由で、いままでムートンを敬遠してきた人も、これならきっと似合うはずです!見た目・着心地ともに、まさに都会のエレガンスといった風情です。
軽く、暖かく、着ぶくれしないので、
真冬の数回ではなく、秋の終りから春の始まりまでと、長期間着用できるのもポイントです。
高級品になりがちな¨宝の持ち腐れ状態(購入したのに着用しない状態)¨になる恐れはありません。
デザインのベースは、タウンコートの代表格、クラシックな「ステンカラーコート」。
世紀を超えて愛され続けている紳士コートの永遠の定番・ステンカラーコートをベースにすることで、
流行に左右されることない¨普遍的な美しさを纏ったムートンコート¨が生まれています。
個人的な意見ですが、このクラスの品は、やはりシンプル&ベーシックな品が良いでしょう。
¨今¨が感じられるデザイン性の高い品も◎ですが、飽きて着なくなってしまったら元も子もありません。
バルカラーコート特有のシンプルな佇まいゆえ、10年後に本品を着ていたとしても、古臭さを感じさせることはないので
末永くお使いいただけます。ケアさえ怠らなければ、冗談抜きで¨一生物¨に成り得ます。一生物に相応しい品だと思います。
縦せても寝かせてもキマる¨ステンカラー¨に、ボタン留めのフロント、身頃にポケット、
後裾センターベントのシンプルなデザイン。装飾をプラスせず、
ベーシックにデザインすることで上質ムートンの質感が際立っております。袖先はボタンの付かない筒袖なので、
袖丈を自分の好みの長さに調節することができます。¨インポート物は袖が長いからNG¨という方でも、本品なら安心。
袖先を折り返しニュアンスを作るのもムートンレザーの愉しみ。
品質の高さは述べるまでもありません。正真正銘「一生モノ」の最高品質。
シンプルなルックスなので、なんの拘りもなく簡単にデザインしているのかと思いきや、
こういった飾りのない削ぎ落としのデザインは、目を引く意匠がないため、素材は
もちろんのこと、縫製、カッティング等、仕立ての完成度、そのすべてが露になってしまいます。
上記のような細かい仕事は、熟練の職人の手作業があってこそです。縫製が難しいムートンを、布帛のように美しく
仕上げる技術には圧巻です。前振りの袖付け、ナチュラルに肩に乗るショルダーラインなど、
テーラードのような立体的で美しい仕上がり。
各所カーフレザーのトリム、仕立ての良さを際立たせるラペルエッジのきれいな処理、
耐久性を高める布帛の補強、刻印入りの本水牛ボタン、レザーを用いた内ポケットなど
一切妥協せずに作り込まれている点に共感を覚えます。これぞ最高峰の仕事です!
廉価なムートンは男らしさはあってもそこに「美」はありません。どうせ着るなら美しいのものがいい。そういう
わがままを叶えてくれるのがフェラガモのムートンです。
を通せば、廉価なムートンウェアとの違いを肌で感じて頂けるはずです。
風格と洗練さを併せ持つ、生涯のワードローブとなる現代版ムートンコート。
上質なのはあたりまえ。暖かさと軽さを両立したラムスキンの厚み、ステンカラーコート風のクラシックなデザイン、
表裏ワントーンのカラー、コートらしい風格漂うひざ丈・・・・・。すべてにおいて流行を超越した、
一生モノと自信を持って呼べるムートンコート。
ムートンの心地よい滑らかな肌触りや驚くほど軽い着心地はこのブランドならでは。
カジュアル、キレイめ、モード、
どんなスタイルにもマッチしエレガントに見せてくれます。確実にライフスタイルの幅が広がりますので、お気に入りの
一着として末永く付き合っていけます。
しかもそれが¨サルヴァトーレ・フェラガモ¨のものなら、手に入れぬ理由はどこにも無いでしょう。
【 ディテール 】
・ステンカラーコート
・4Bフロント
・襟腰付きステンカラー
・腰部:ポケット
・後裾:センターベント
・袖:筒袖
・内ポケット1つ(パッチポケット)
・ハンガーループ
【 生地 】
世界中で生産されている全衣料のレザーのうち、僅か“5パーセント”にも満たない
厳選した最高品質のレザーを使用することで有名な サルバトーレ・フェラガモ。
フェラガモが使用するレザーは、名門中の名門、デュプイ(フランス)にはじまり、ワインハイマー(ドイツ)、マシュア(ベルギー)、
イルチア(イタリア)、アノネイ(フランス)など、世界的に知られている一流タンナーから調達しています。
革の種類は、天井クラスの『 カールファーシアーリング(ラムスキン) 』を使用。
カールファー(カーリーラム)とは、クルッとカールする毛足を持った希少種のムートンのことです。
一般的なムートン(毛足が束になったボアムートン)とは羊の種類が異なります。
ブルネロクチネリのムートンの大半も本作と同じカーリーラムです。
多くのメゾンがカーリーラムを多く採用する理由は、¨ボリュームを抑えてスマートに見せるため¨です。
ボアムートンやトスカーナムートンに比べボリュームの少ないカーリーラムを使用することで、
ムートンウェアの欠点であったモコモコ感を抑え込み、¨美しい細身のシルエット¨を実現。
今の空気感を一発で伝えるスポーティなこなしにも、とてもよく似合うようになっています。
巻き毛のシェアリングは高い防寒性を確保しつつ、現代の都市の環境を反映したスマートなボリューム。
毛足の密集度、細かな毛足の束、綺麗にカットされたフラットな表面、ハリがあるのになめらかな肌触り、どれをとっても完璧。
密生した毛による保温性はダウンに勝るとも劣らず。約60%もの空気を含んでいて、断熱性が高く、
羊毛繊維間の小さいポケットで「空気を呼吸する」能力があります。この優れた吸湿・発散作用で冬場はとても暖かく感じます。
ムートンとしての機能を最大限に味わえる魅力たっぷりのムートンなので一度着たら脱ぎたくなくなります。
前途通り、『ムートンウェアとは思えないような¨羽根のように軽い着心地¨』もポイント。
ひざ丈のムートンコートにも関わらず重量は、驚きの¨約1430グラム(サイズ50)¨、
従来のひざ丈のムートンコートの半分程度の重さになります。
実際に袖を通したら、誰もが羽根のように軽い着心地の虜になることは確実です。
この驚異的な軽さは、同ブランドの高度ななめし技術の賜物とも言えますが、それ以上に原皮
クオリティが関与しているものと思われます。とても柔らかく、軽く、ナチュラルにストレッチするので至極の着用感を味わえます。
¨薄くて軽いのはいいけど保温性が心配¨、このような意見の方がいると思いますが心配無用です。
カーリーラムは毛足の密集度が高いため、薄くて軽いのに保温性が失われることはありません。
カールした毛足が断熱効果の高い空気の壁を作るため、驚くほど暖かいです。
雪の降る地域にお住まいの方でも、本品さえあれば冬を快適に過ごせます。
【 生地 】
本体/ラムシェアリング(仔羊革)
部分/カーフレザー(仔牛革)