BEAMS、和光、ストラスブルゴ、バーニーズニューヨークなどでもお馴染み、ミラノで3代続く老舗ハンドメイドネクタイ工房ペトロニウス1926。

こちらはツイル織りのブラックの地に、コーヒー豆のようなブラウンの柄とホワイトのドット柄を、ジャガード織りで配した、2種柄小紋。クラシックでシンプルな（似合わない人はまずいない）デザインとなっています。

しかし、一見すると、何の変哲もないクラシックな小紋タイですが、ミラノの老舗ネクタイ工房ペトロニウスらしい、イタリアのネクタイづくりの美学が詰まっています。

ベースの生地はシルクにコットンを混紡して、畝のはっきりしたツイル織りにすることで、マットな表情にしています。かつ、畝がはっきりしている分、光の当たり具合で陰影が生まれ、本来はブラックの生地ですが、陰影と共にトーンも変化します。未着用なので、あくまで手持ちで光にあてた範囲での感想ですが、陽光下ではグレーがかったニュアンス、場合によっては太陽の黄色味を受けてややグリーンに近いニュアンス（あくまでほんのり、というニュアンスです。グリーンにはなりません）さえ感じるようです。

ブラックのスーツに合わせても見た目にコントラストが生まれると思います。ネイビー、チャコールグレーにももちろん鉄板かと思います。

仕様は裏地のないスフォデラートのため、軽やかな着用感になるかと思います。また裏地がないため、大検裏の剣先は、ハンドロールが見えるため、この縫い方の技術の高さが如実にあらわれます。老舗工房ペトロニウスのハンドメイドらしい、美しいハンドロールです。

状態：未使用
ブランド ：Petronius1926
生産：イタリア
実寸サイズ：長さ146cm 、大検幅8cm、小剣幅4cm
国内販売価格：41,800円
素材：シルク60%、コットン40%

＜ブランド紹介（取扱店より）＞
ペトロニウス1926は、1926年にミラノのスカラ座に近いルガベッラで創業。以来、3代続くハンドメイドの老舗ネクタイ工房。

英国やイタリアの工場で織られた高品質な生地を使い、裁断から縫製まで全て手作業による仕上げを行なう、ハンドメイドの工房です。

デザインは1920-1940年代のアーカイブ生地をもとに、創業者ルイジ・ウォーリッシュが作成したクラシック・スタイルのデザインの中に、トレンドを調和させています。

表地の風合いに合わせて芯地を使い分けたり、グランドカラーに合わせて裏地の色を変えたりとあらゆる所に手を抜かないこだわり。そんなクオリティーの高さこそイタリアの職人魂そのものであり、世界の有名店から信頼されている証です。

ブランド名の由来となっている「ペトロニウス」とは、ローマ帝国ユリウス・クラウディウス朝期の政治家の名前。第5代ローマ皇帝ネロの側近で、小説「サテュリコン」の作者としても知られています。

ペトロニウスはビテュニア属州総督として赴任し、西暦62年には執政官を務めました。元老院議員として快楽な生活に身を捧げて、皇帝ネロにとっては流行の助言者、遊びの仲間でもあったようです。

イギリスの作家D・H・ロレンスは、「ペトロニウスは公明正大だ。彼は何をしても彼の中の純粋な精神を堕落させ汚させはしない」と評価しています。

そんな歴史上の人物、ペトロニウスの名前をブランドに冠した理由は、常にもっとも美しい形で最高のネクタイを作ろうという意思表明だったようです。

※なるべく実物に近い状態で撮影して いますが、撮影時の光の加減やPC・スマホ設定により、色合いが若干異なる場合がございます。
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