【特集】黄金時代のAOR
全米アルバム・チャートの2位に達し500万枚を超えるセールスを記録したボズ・スキャッグスの『シルク・ディグリーズ』。AORを代表するこの名盤のリリースから40周年を迎えたこのタイミングでお送りする本号は、ブルー・アイド・ソウル的展開に焦点を絞った本誌1999年11月号の特集から視野を広げ、70年代半ばから80年代半ばまでという黄金時代の“本流”を明らかにします。
特別対談(1)今が初めてなんですよね、AORがメインストリームの音楽とリンクしてるなって感じたのは(片寄明人×金澤寿和)
特別対談(2)『シルク・ディグリーズ』のジャケがスーツ姿というのもアルバムの影響力を語る上で重要です(金澤寿和×吉成伸幸)
黄金時代のAORアルバム選(選=金澤寿和/文=青山陽一、池上尚志、宇田和弘、遠藤哲夫、岡田敏一、片島吉章、金澤寿和、木村ユタカ、駒形四郎、近藤正義、サエキけんぞう、佐藤英輔、中村彰秀、林剛、松永良平、宮子和眞、矢口清治、安田謙一、除川哲朗、若月眞人)
西海岸周辺のアルバム
東海岸周辺のアルバム
南部周辺のアルバム
“AOR CITY 1000/AOR BEST SELECTION 1300” 150タイトルの全貌
AORの隆盛にも多大な貢献をした演奏家集団TOTOの91年のライヴ映像が発掘(舩曳将仁)
ピンク・フロイド
60年代ロックの“音圧”信仰に一石を投じるリマスター重量盤LP復刻プロジェクトがスタート(小山哲人)
ジェフ・レイベス
インタヴュー~ヴァン・モリソンが“友だち”と呼ぶ黄金期を支えたキーボーディストが、リーダーの意外な素顔について語る(五十嵐正)
グレイトフル・デッド
伝説的バンドの結成50周年を記念するにふさわしい豪華アイテムが一挙リリース(松井巧)
ワーナー・ゴールデン・シングルズ
すべてシングル盤から起こした音源による驚異の4枚組で、英・米のヒット曲を味わいつくす(澤山博之)
ザ・ベンチャーズ
初期8作品のモノ/ステレオ音源で俯瞰する、“オリジナル・フォー”の以前/以後(犬伏功)
ブラジリアン・ミュージック・ラヴアフェアー
インディ・レーベルに残されたブラジルの名盤・レア盤を発掘する注目のシリーズ(ウィリー・ヲゥーパー+小山雅徳)
ジェフ・ベック
通常のステレオ再生でも聴感上の違いが充分に味わえる、“オレンジ”とBBAのSA-CDマルチ・ハイブリッド版(近藤正義)
パイドパイパー・デイズ
元パイドパイパーハウス店長・長門芳郎の音楽人生を辿る書籍とコンピレーションが登場(松永良平)
ルナパーク・アンサンブル
大熊ワタルらによるアヴァン・ポップ・バンドの、89年の発掘ライヴがリリース(坂本理)
『音楽を愛して、音楽に愛されて』
湯川れい子の、音楽評論家生活55年/作詞家生活50年を記念したオムニバス2種(大鷹俊一)
REGULAR CONTENTS
リイシュー・アルバム・ガイド
国内外でリリースされた幅広いジャンルの旧音源コンピレーションや再発アルバム、映像作品をくわしく紹介。音楽そのものはもちろん、リマスターやパッケージの出来にまでこだわって、豊富な知識をもつ執筆陣が徹底チェックします
*今月のリリース情報…紙ジャケット、生産限定盤などの予定も可能な限りお伝えします
*ニュー・アルバム・ピックアップ…ヴェテランの新作から注目の新人まで、編集部が選んだおすすめの新録アルバム
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