ウェーバーΦ50の加速段付き、息つきを解消する特殊なアウターベンチェリー
2000cc~3100ccなどの排気量(気筒当たり517cc以下)のエンジンでウェーバーΦ50を取り付けた場合、
3000rpm~4000rpmでエンジンがストールしてふけ上がりが鈍る現象がかなりの場合で発生します。
大口径スポーツキャブの特性でこの時にキャブ内の負圧が下がってしまうことが原因ですが、
大抵はジェット調整でアイドルを濃くする、メインジェットを濃くすることで対策しますが、
そうすると高回転でひどく燃調が濃くなりエンジンの性能がダウンしてしまいます。
又は、アウターベンチェリー内径をかなり小さくして(絞って)負圧を上げる対策をしたりしますが、
これでは大口径スポーツキャブを使うことの意味が半減してしまいます。
いろいろ対策してジェットも何回も交換するが、思ったような改善が見られないままスポーツキャブは、
そういうもんだとあきらめている場合もあるのではないでしょうか。
これを解決するために開発したのが”プレッシャーコントロールベンチェリーで
負圧が落ちてしまう原因を追究して設計製作した特殊な形状のベンチェリーとなっています。
この画像がプレコンの核心の部分でノウハウとなりますが原理を理解していただきたくあえて公開いたします。
今までのベンチェリーとは全く異なる発想から設計製作したものです。
出品品はプレッシャーコントロールベンチェリー6個セットで、ほかのキャブ他のパーツなどは含まれません。
外観的に内径にトルネード溝があることが目を引くとは思いますが、
このプレコン(プレッシャーコントロールベンチェリー)の本質はそこではなく、
別の部分に潜んでいます。
今回製作したロットのウェーバープレコンの内径はΦ43mmとΦ46です。(他の径でも別納期で製作できます)
お落札後内径をお知らせください。
負圧が立っていない場合アウターベンチェリーの内径のわずかな差をうんうんしても意味がないので、
今回製作したΦ43がオールマイティーに安定した効果を出せる内径設定となります。
取り付けはキャブ本体の改造は不要で、通常のアウターベンチェリー交換と同じです。
採寸と実施試験はウェーバーΦ50で行っています。イタリー・スペイン他製造メーカーは互換です。
すでに実車へ取り付けて段付き解消の実績があります。
エンジンの中間トルクが増すため非常に走りやすくなり、
ギヤシフトにあまり気を使うことなくどのギヤでもスムーズに加速走行ができます。
結果的にサーキットなどのスポーツ域でもハーフアクセル時のレスポンスが良くなるのでタイム向上の実績が出ています。
取り付けセッティングのサポートについてはできうる限り対応いたします。
2022年12月28日発売の今季ノスタルジックスピードvol 35に記事が掲載された。
同じ原理手法で他種のスポーツキャブ ソレックスでも同様の対策で効果を出しています。
ウェーバーΦ50用についてサーキット仕様S31Zを含み、実車への取り付け改善実例があります。
ウェーバーΦ50の方がキャブ胴体径が大きいので段付き現象は激しく出ていましたが、改善しています。
開発状況の詳細は私のホームページ 「ビンテージクラフト イーザ」の販売のページ キャブパーツからリンク
・事前に不明点はお気軽に質問してください。
・返品は説明文及び画像と大幅に異なる不具合が有った場合は事前相談の上応じます。
ただし常識的な期間、おおよそ2週間、或いは使用直後までに限ります。
その場合の送料は原則として落札者様負担となります。
・取り付けと調整は全て使用者様の責任で行ってください。
・現品を事前に直接確認したい方歓迎ですので、質問欄でお知らせください。
・落札後 品物を直接 受け取りたい方歓迎です。
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