「ケルト美術展 古代ヨーロッパの至宝〈図録〉」です。1998年4月・東京都美術館編、朝日新聞社刊。状態は、未使用に近く、非常に良好です。送料は、レターパックライトで430円です。
★内容: 1998年4月、ケルト美術の代表的な遺品をふくむ約250点によって構成された展覧会が、東京都美術館で開催された。大英博物館、フランスの国立古代博物館、ドイツのライン州立博物館ほか、ヨーロッパ7国から集められた遺品は、いずれも日本初公開であり、ヨーロッパ大陸にひろく分布していた先住民族ケルト人の文化を紹介する最初の機会となった。
「ケルト」は、紀元前6世紀頃に興り、アルプス北部、ダニューブ(ドナウ)川流域からブリテン島・アイルランドにいたる広い地域に勢力を誇った民族の総称である。共通の言葉を持っていたが、文字による記録を残さなかったため、その文明の姿は長く謎につつまれてきた。19世紀半ばからの発掘調査で、ケルト人が高度な文明を発達させていたことが明らかになってきた。優れた金属加工技術を有し、馬や戦車を駆使してヨーロッパを自由に往来した彼らこヨーロッパの基層を築いた人々だったのである。本展では、ケルトの文化遺産を美術の展開に焦点を当てて紹介。水や土の中からよみがえった美術・工芸品は、文字を持たなかったケルト人に代わって、社会や信仰のありさまなどを雄弁に語る。金工品などに施された装飾では、人間、動物、植物などが抽象化され、連続し交錯して複雑な文様を織り成している。自然と超自然を融合させたケルト人の伸びやかな想像力は、現代にも通じる魅力を放っているのではないだろうか?
★代表的展示品の一例
《バタシーの楯》 (BC1世紀/大英博物館)
《子馬のかぶり物》 (.C3 - 2世紀初頭/スコットランド国立博物館)
《アグリスの兜》 (BC4世紀/フランス・アングレーム市立美術館寄託)
《ヴァルダルゲスハイムの金製装飾品》 (BC5 - 4世紀/ライン州立博物館)
《装飾写本「ストウのミサ典礼書」》 (AD792 - 803年頃/ロイヤル・アイリッシュ・アカデミー)
★出展元博物館・美術館(全7ヵ国18ヵ所)
フランス フランス国立古代博物館
フランス国立図書館 コインメダル部
アングレーム市立美術館ほか
ドイツ ライン州立博物館
ザールブリュッケン先史・前史博物館
チェコ チェコ国立博物館
ブルノ・モラヴィア博物館
ハンガリー ハンガリー国立博物館
英国 大英博物館
スコットランド国立博物館
アイルランド アイルランド国立博物館
ロイヤル・アイリッシュ・アカデミー
スペイン ソリヌ・ヌマンティア博物館
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