SACD マルティン・フレーミヒ ドレスデン聖十字架合唱団 ハインリヒ・シュッツ: マタイ受難曲
SACD/CDハイブリッド仕様 0303080BC
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メイン
指揮: マルティン・フレーミヒ
合唱: ドレスデン聖十字架合唱団
その他
テノール: ペーター・シュライヤー 、 ハンス=ヨアヒム・ロッチェ
バス: ヘルマン・クリスティアン・ポルスター
作曲: ハインリヒ・シュッツ
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フレーミヒ生誕110年・没後25年企画。バッハの同名作品より66年前に作曲されたシュッツ晩年の傑作をフレーミヒが見事に再現!アナログ領域でのみマスタリングを行いダイレクトでDSD化!本国のETERNAオリジナル・アナログテープ最新復刻企画。SACDハイブリッド化第30弾
バッハの同名作品よりも66年前の1666年に作曲されたシュッツ(1585~1672)「マタイ受難曲」アナログ・ステレオの名盤が世界初SACD化!この復刻プロジェクトは元々、シュッツの没後250年である2022年に企画を開始しましたが、マスターテープの捜索や制作上の遅延により、ようやく1年越しで実現することができました。音質も素晴らしい状態で残されており、声楽曲でも抜群の効果を発揮するSACDに相応しい録音です。ヴォーカルだけの緻密な音楽の世界を、従来を超える最高音質でお楽しみください。
81歳のシュッツがドレスデン宮廷礼拝堂のために作曲した「マタイ受難曲」は、楽器を一切使わず、単声の朗唱とア・カペラの合唱だけで構成された純声楽的な作品です。シュッツは簡素なスタイルと厳粛な雰囲気の中で、マタイ福音書第26~27章(ルター訳ドイツ語聖書)による受難の物語を、巧みな登場人物の性格描写とともにドラマティックに描きました。
演奏はマルティン・フレーミヒ(1913~1998)指揮ドレスデン聖十字架合唱団とドイツの名歌手たちによるもので、音響のすばらしさで知られるドレスデン、ルカ教会で1973年に録音されました。
フレーミヒは、ルドルフ・マウエルスベルガーのあとを継いで1971年にドレスデン聖十字架合唱団の音楽監督(クロイツカントール)となり、1991年まで同職を務めました。古楽から現代まで幅広いレパートリーをもちましたが、とりわけシュッツ解釈の第一人者として知られました。また、約700年の歴史をもつドレスデン聖十字架合唱団も、17世紀にドレスデンで活躍したシュッツにとってゆかりのある団体です。
この録音は1976年に日本でも初発売され、LPやCDで愛好家に親しまれてきました。フレーミヒは、女声パートに少年合唱を用いたドレスデン聖十字架合唱団から作品に相応しい求心力のある響きを引き出しています。また、ソロにはシュライヤー、ポルスター(この二人はドレスデン聖十字架合唱団の出身者)、ローレンツ、ロッチュなどドイツの名歌手を起用。彼らの美声と思慮深い歌唱が、要所で挟まる合唱と相まって聴き手をキリストの悲劇の渦に巻き込んでゆきます。
今回の復刻に際して、マスターテープはレーベルからウィーン在住のマスタリング・エンジニアであるクリストフ・スティッケル氏のスタジオに空輸し、アナログ領域でのマスタリングを行った上で、デジタル化にあたってはSACD層用のDSD化とCD層用のPCM化を別系統で行い製品化。この企画では、現在考えられる限りの理想的な方法でのマスタリングを実現しました。その効果は著しく、マスターテープに残されていたクオリティを極めて忠実に再現することが可能となり、さらにアナログ領域のみでのマスタリングとダイレクトDSD化が、より音質的に効果をもたらしています。従来と比較して鮮明で解像度が高くなったことにより、演奏に対する更なる評価が期待できるほどの出来です。尚、解説書には今回使用したオリジナルのアナログ・マスターテープの外箱の写真も掲載してあります。