VICTOR ビクター P-L10 コントロールアンプ
\250,000(1981年頃)
徹底的な聴感重視主義による開発手法を採り入れ、従来と全く異なる発送で信号回路を構成し、最高水準の音質と機能を求めたラボラトリーシリーズの高級プリアンプ。
2014年7月購入 電源入らずランプ点灯せず、動作せずの状態を購入これまでにも機器の修理をお願いした方にメンテナンスをして頂きました。
修理の内容は下記の通りです。
電源入らずランプ点灯せず、動作せずの状態を確認
詳細に調べたところ、マイナス側電源回路が動作しておらず、同回路のツェナーダイオードのショートが原因でしたので、新品交換して動作は回復
全てのランプが点灯しない原因は、ランプに給電している定電圧回路のツェナーダイオード2本がショートしており、これを新品交換して解決
測定機器を接続して動作確認をしたところ、フォノ右側に大きな雑音発生が有り、詳細に調べた結果4.7μのバイポーラ型電解コンの不良と判明、交換して解決
フォノイコライザーのP板を固定しているプラスチック製のボスが劣化して折れており、2箇所をボンド接着で固定して解決
フォノ基板のGMプロセッサーにモルトプレーン隙間テープを貼り付け、底板で基板の重量を受けらるように補強、止めボスへの負担を軽減して輸送時の振動対策とした。
各回路のDCバランスを全て再調整
測定機器で全端子の動作確認と主要ポイントの性能測定を実施、正常動作を確認
その後は連続動作試験を継続中で、現在は順調に動作中
あと一日動作確認を続け、他の異状が発生しなければ、修理完了となる。
その後の経過報告ですが、昨日連続動作試験中に突然左側の出力が落ちた。
原因は、ボリュームアンプ左側電源のツェナーダイオードがショートしており、新品交換して解決
フォノイコライザーやランプ電源でも同じ役目のツェナーダイオードがショートしていましたが、この機種の弱点として共通の原因有り
それは大型部品をP板に接着する為に使用されたボンドの経年変化による炭化です。
電解コンやハイブリッドICをボンドでベタベタと接着、周辺のパーツがボンドで覆われた状態になり、そのボンドが炭化してリークが発生、CやR更にダイオードの脚を錆錆にしてしまい、雑音発生や内部ショートの原因になっている。
特に長期間使用しないで、電源を入れた途端に次々とショートが発生する事になる。 今回もその典型的な症例となっていた。
対策としてフォノ回路、ボリュームアンプ、電源回路の基板から炭化したボンドを全て掻き落とし、綺麗に清掃して再発防止とした。
以上が修理内容ですが、当方修理の内容につきましてはご質問いただきましても解りませんのであしからずご了承ください。
修理後10年強が経過していますが、前回修理から現在に至るまで何の問題もなく使用しておりました。
外観は、経年以上の状態と 自負します。画像から判断をお願い致します。
製造後45年を経過した個体です。個人的には先ず目立った傷もなく備品と思いますが、過剰に外観に拘りを持たれる方は、入札をお控えください。
ノークレーム ノーリターンでお願い致します。
評価の悪いが多い方、新規の方のご入札は出品者都合で取消しをさせて頂くことが有ります。前もってご了承頂きたくお願い致します。
元箱・取説はありません。出品物は本体のみです。
リサイクルダンボールで梱包・発送します。
【お振込金額他】
送料着払いですから落札額がお振込額です。
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海外発送はできません。
(2025年 2月 12日 7時 27分 追加)【追記】説明文 発送説明着払いをゆうパックの元払いに変更します。依って落札金額と発送費用の合計金額がお振込み金額となります。