ギター・マガジン Guitar magazine 2017年 3月号ジャズファンク ジャズギター
破れなどは無いと思いますが保管による使用感があります。
個人出品の中古品ということで新品同様の商品をお求めの方や神経質な方はお控え下さい。
表紙:グラント・グリーン
■Special Program
洗練された悦楽グルーヴ
JAZZFUNK
進撃のジャズファンク
最もファンキーなギタリストは誰か?
その答えはジャズファンクにあり
史上最もファンキーなギタリストは誰か? コーネル・デュプリー? カーティス・メイフィールド? いやいやアル・マッケイも最高だし、ナイル・ロジャースやキャットフィッシュ・コリンズも忘れてはいけない。ただし、彼らの名演にギター・ソロという印象はあまりない。ゼロではないが、最初にイメージするのはカッティングを主体としたプレイだろう。ファンキー・ギター=カッティング。もちろんこれに異論はない。しかし歴史の中には、ギター・ソロを主体としながらも最高にファンキーなスタイルを確立したギタリストたちが存在する。それが今回特集するジャズファンクの名手たち。これまで本誌では取り上げることすらほとんどなかったマニアックな存在ではあるが、そのサウンドは、“史上最もファンキーなギタリスト"という称号にふさわしい、強烈なグルーヴを放っているのだ。
ヒップホップ・カルチャーに根ざしたダンスやラップがお茶の間に浸透し、ダンサブルな要素を取り入れるのが当たり前になったロックやJ-POPにおいて、主役はウネるベースやドラムなど、ギターがいないことも多く、いたとしてもカッティング職人的な立ち位置が常である。5分も6分もギター・ソロを弾くヤツなんてほとんどいない。何なら“長々とギター・ソロを弾くのはダサい"、そういうムードすら蔓延してはいないだろうか。
しかし! そんな風潮にギター・マガジンは真っ向から“NO! "を突きつけたい。今回登場するジャズファンク名手たちのプレイを聴けば、それがわかるはず。彼らの十八番であるペンタ1発のフレージングを怒濤のように畳み掛けられたが最後、誰もが踊り出さずにはいられないのだ。 DJによって再発掘され、フロアをアゲまくった極上のギター・インスト・ミュージック=ジャズファンク。そんな最高にハッピーな発明をしてしまった、5人のギタリストの物語をお届けしよう。
◎ジャズファンク5大ギタリスト徹底考察
グラント・グリーン/メルヴィン・スパークス/ブーガルー・ジョー・ジョーンズ/オドネル・リーヴィー/ジョージ・ベンソン
◎ソウル・サイドの名手が生んだ
もうひとつの“ジャズファンク"
フィル・アップチャーチ/エリック・ゲイル
ジャズマンたちがファンクの要素を取り入れて生まれたジャズファンク。それらに限りなく近い存在として、ジャズの素養があったソウル/R&B界隈のセッション・ギタリストたちが残したインスト作品がある。これらもしばしばジャズファンクと呼ばれることがあるが、ジャズ・レーベル育ちのギタリストたちとは少し毛色が違う。また、のちのフュージョン・ムーブメントと直接的な架け橋となるのは彼らの存在が大きいだろう。ここからは、前項までに紹介した生粋のジャズマンたちほどの泥臭さはないが、“ジャズファンク"というジャンルを語るうえで欠かせないふたりの名手を紹介しよう。
◎Special Interview
エディー・ロバーツ(ザ・ニュー・マスターサウンズ)
エリック・クラズノー(ソウライヴ)
◎国内名手が語るジャズファンク・ギターの魅力
田中義人/小沼ようすけ/TAKU(韻シスト)/竹内朋康/小林“Bobsan"直一(Mountain Mocha Kilimanjaro)/コスガツヨシ(Cro-Magnon)/Takeshi "DAYO" Yanagishita(SPECIAL OTHERS)/山内洋介(13souls)
◎月刊ジャズファンク新聞
◎絶対に聴くべき8枚のジャズファンク名盤
◎奏法特集(*本記事内の「『RIGHT ON』徹底分析」は電子版には収録されておりません)
ペンタ+αでOK!
JAZZFUNKソロ構築術
“ジャズファンク"というワードを聞いて怖れることなかれ! “ジャズ"という言葉が入っているが、本特集で登場した60~70年代のファンクの時流に乗ったギタリストたちが生み出したカッコいい楽曲は、ペンタトニックを中心に演奏されているものがほとんどなのだ。これらの音源にはファンク・セッション、ブルース・セッション、はたまたヒップホップなどのクラブ・カルチャーにもマッチする“使えるフレーズ"が盛りだくさん! そんな“ジャズファンク"のヒップなソロ構築術を学んでいこう。