SACD カペラ・フィディチニア マルティン・フレーミヒ ドレスデン聖十字架合唱団 モンテヴェルディ: 聖母マリアの夕べの祈り
SACD/CDハイブリッド仕様 0303158BC
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メイン
指揮: マルティン・フレーミヒ
演奏団体: ライプツィヒ・カール・マルクス大学楽器博物館カペラ・フィディチニア
合唱: ドレスデン聖十字架合唱団
その他
作曲: クラウディオ・モンテヴェルディ
フレーミヒ生誕110年・没後25年企画。ドレスデン聖十字架合唱団を含め収録当時の粋を集めた名盤。唯一無二の美しさは必聴!世界初SACD化。アナログ領域でのみマスタリングを行いダイレクトでDSD化!本国のETERNAオリジナル・アナログテープ最新復刻企画。SACDハイブリッド化第31弾
ドレスデン聖十字架合唱団の少年ソプラノたちが女声合唱だけでなく、女声ソリストも担当した唯一無二の美しさを誇る「ヴェスプロ」です(第5曲「麗しきかな」の少年ソプラノ二重唱、第11曲「聖マリアよ、われらのために祈り給え」の少年合唱の美しさ!)。録音も素晴らしく、各声部や楽器の音色を良く捉えた、当時のETERNAのアナログ録音の中でも最高峰のひとつを高音質でお楽しみください。
近年、この名作には様々な工夫を凝らした遊び心に満ちた演奏・録音が数多く生まれていますが、往年の名合唱指揮者マルティン・フレーミヒ(1913年8月19日 - 1998年1月13日)はここでシュッツやバッハに対するのと同様に真摯に音楽に立ち向かい、あくまで音楽美や宗教音楽としての深みを目指した演奏を行っています。その真摯な演奏を音楽的に魅力あるものとしているのは、自ら手塩にかけて育成した合唱団の精緻なアンサンブルと常に人間の心を感じさせる歌声と言えるでしょう。
演奏の方針としては、ライプツィヒの音楽学者ハンス・グリュスを時代考証に招き、5曲の詩篇とマニフィカトの前にはアンティフォナ(数十秒ほどのグレゴリオ聖歌の交唱)が男声によって歌われ、2曲のマニフィカトでは器楽伴奏付きの作品のみを演奏しています。器楽合奏はライプツィヒ・カール・マルクス大学楽器博物館所蔵の古楽器を使用し、グリュス自身が指揮。合唱の清浄そのものの響きに、雅やかで小気味よい古楽器合奏が絡んでゆく美しさ、楽しさは筆舌に尽くしがたいものがあります。
こうした演奏を、ドレスデン・ルカ教会の音響を生かした完熟のアナログ録音が見事に捉えています。
今回の復刻に際して、マスターテープはレーベルからウィーン在住のマスタリング・エンジニアであるクリストフ・スティッケル氏のスタジオに空輸し、アナログ領域でのマスタリングを行った上で、デジタル化にあたってはSACD層用のDSD化とCD層用のPCM化を別系統で行い製品化。この企画では、現在考えられる限りの理想的な方法でのマスタリングを実現しました。その効果は著しく、マスターテープに残されていたクオリティを極めて忠実に再現することが可能となり、さらにアナログ領域のみでのマスタリングとダイレクトDSD化が、より音質的に効果をもたらしています。従来と比較して鮮明で解像度が高くなったことにより、演奏に対する更なる評価が期待できるほどの出来です。尚、解説書には今回使用したオリジナルのアナログ・マスターテープの外箱の写真も掲載してあります。