【詳細】
初版帯付 宮内悠介リクエスト 博奕のアンソロジー 光文社
2019年1月30日初版 光文社
勝負で金儲けで人生だ。面白いことも惨めなことも、いくらでも起きる。十人の人気作家による博奕モチーフの新作短編集。
読書家にして麻雀にも造詣の深いことで知られる宮内悠介が、今いちばん読みたいテーマで、いちばん読みたい作家たちに「お願い」したヒリヒリするようなアンソロジー
収録作品
獅子の町の夜 梓崎優
人生ってガチャみたいっすね 桜庭一樹
開城賭博 山田正紀
杭に縛られて 宮内悠介
小相撲 星野智幸
それなんこ? 藤井太洋
レオノーラの卵 日高トモキチ
人間ごっこ 軒上泊
負けた馬がみな貰う 法月綸太郎
死争の譜 冲方丁
冲方丁
1977年、岐阜県生まれ。1996年、『黒い季節』で角川スニーカー大賞金賞を受賞。2003年、『マルドゥック・スクランブル』で日本SF大賞を受賞。2010年、『天地明察』で吉川英治文学新人賞、本屋大賞、船橋聖一文学賞を受賞。2012年、『光圀伝』で山田風太郎賞を受賞
軒上泊
1948年、兵庫県生まれ。1977年、「九月の町」でオール讀物新人賞を受賞
桜庭一樹
島根県生まれ。1999年小説家デビュー。2007年、『赤朽葉家の伝説』で日本推理作家協会賞を受賞。2008年、『私の男』で直木賞を受賞
梓崎優
1983年、東京都生まれ。2008年、「砂漠を走る船の道」でミステリーズ!新人賞を受賞。2010年、同作を含む短編集『叫びと祈り』で単行本デビュー。2014年、『リバーサイド・チルドレン』で大藪春彦賞を受賞
法月綸太郎
1964年、島根県生まれ。1988年、『密閉教室』でデビュー。2002年、「都市伝説パズル」で日本推理作家協会賞を受賞。2005年、『生首に聞いてみろ』で本格ミステリ大賞を受賞
日高トモキチ
1965年、宮崎県生まれ。1988年、ライターとしてデビュー。1989年、漫画家デビュー
藤井太洋
1971年、鹿児島県生まれ。2013年、『Gene Mapper―full build―』で商業デビュー。2015年、『オービタル・クラウド』で日本SF大賞と星雲賞を受賞
星野智幸
1965年、米国ロサンゼルス生まれ。1997年、「最後の吐息」で文藝賞を受賞。2000年、『目覚めよと人魚は歌う』で三島由紀夫賞を受賞、2003年、『ファンタジスタ』で野間文芸新人賞を受賞。2011年、『俺俺』で大江健三郎賞を受賞。2015年、『夜は終わらない』で読売文学賞を受賞。2018年、『焔』で谷崎潤一郎賞を受賞
宮内悠介
1979年、東京都生まれ。2010年、「盤上の夜」で創元SF短編賞山田正紀賞を受賞。2012年、作品集『盤上の夜』で日本SF大賞を受賞。2013年、『ヨハネスブルグの天使たち』で日本SF大賞特別賞を受賞。2017年、『彼女がエスパーだったころ』で吉川英治文学新人賞を受賞。『カブールの園』で三島由紀夫賞を受賞。2018年、『あとは野となれ大和撫子』で星雲賞を受賞
山田正紀
1950年、愛知県生まれ。1974年小説家デビュー。1975年、デビュー作「神狩り」で星雲賞を受賞。以後、『地球・精神分析記録』『宝石泥棒』『機神兵団』と計4回、同賞を受賞している。1982年、『最後の敵』で日本SF大賞を受賞。2002年、『ミステリ・オペラ』で本格ミステリ大賞と日本推理作家協会賞を受賞
【状態】
経年劣化により若干の傷み焼けは御座いますが、概ね美本です。