【1】概要
・西独Telefunken社1950年代のコンソールに使用されていたアルニコ17cmフルレンジユニットと、名門ピアレスのスーパーツィータをアドオンスタンドにセットした2Wayのペアです。
・フルレンジは馬蹄形アルニコマグネット、超軽量フィックスドエッジを有する銘品で、スピードある低音、前に出てくる中高音により音楽を生き生きと再生していると思います。
・高域特性改善のためアドオン形式で40KHzまで再生可能なスーパーツィータとの2Wayとしました。
・この結果、主観ですが70年近く前のユニットにもかかわずスケールが大きく広帯域の素晴らしい音になりました。
・音楽ソースはJAZZもクラシックもOKでご機嫌に鳴ります。
・特に、50~60年代のJAZZ、およびボーカルは素晴らしい再生と感じています。
【2】ユニット仕様
・システムインピーダンス:4Ω
・シズテム全体再生周波数帯域:60~40000Hz
・フルレンジ:型式=P17(Isophon OEM)、 170㎜口径、軽量コーン、フィックスドエッジ、馬蹄形アルニコマグネット
・状態:良好
・ツィータ:ピアレス、シルクドーム、ネオジュームマグネット
・状態:新品
【3】エンクロージャー:
「トータルサイズ」
・サイズ:幅27.6cm、高さ46.6cm、奥行22.5cm
「フルレンジ」
・型式:後面部分開放型(ROTE)
・後面にも音が拡散されますのでスケールが大きな音が得られています。
・サイズ:幅27.6cm、高さ38.6cm、奥行22.5cm
・材質:天地側面は25mm厚の天然木パイン集成材、バッフル、裏板は針葉樹系プライウッドです。
・板厚、重量が有りますので不要な雑音は抑え込まれ、クリアな音が安定して出てきます。
・外装:100、240番のサンドペーパーで研磨し、次にワトコのナチュラルオイルと600番のサンドペーパーで繰り返し研磨仕上げています。
・サランネット:黒のジャージネットによる頑丈なサランネットが付属します。
・入力端子:2Pのハーモニカ端子でYラグ、またはケーブルむき出し線が接続可能です。
・バナナプラグ、極太ケーブルなどほとんどのタイプのスピーカー端子が接続可能な金メッキ金属削りだしのアダプターが付属します。
「アドオンツィータ」
・サイズ:幅9.0cm、高さ8.0cm、奥行9.5cm
・材質・仕上げ:フルレンジ箱と同一
・指向性改善:フルレンジ箱とは独立していますので、任意の方向にセットできますので指向性を大きく改善できます。
・アッテネータ:音量バランスを容易にとることの出来る連続可変アッテネータを装備しています。
・絞り切るとフルレンジだけの再生音になります。これも素晴らしい音です。
【接続配線について】
・下記URLで説明しました。
・簡単に構築できアンプへの接続も容易です。
https://geo80002002.livedoor.blog/archives/37046620.html
【4】音
・以下は主観ですのでご承知おきください。
・入力音楽ソースは1950~80年代のアコーステックなクラシック、JAZZが得意で生き生きと再生します。
・ソニークラークの「クールストラッティン」では熱気あるコンボJAZZが熱気をもって再生されました。
・キースジャレットのECMピアノトリオ盤は透明感あるクールな再生が最高です。
・クラシックの小編成、大編成、オペラも生生しい再生をします。
・総合的に音楽ソースを選ばず軽快で明るい前に出てくる再生をしていると思います。
【5】ほか
・スタンドは含みません。
・ブログ
https://geo80002002.livedoor.blog/archives/cat_437929.html
https://geo80002002.livedoor.blog/archives/cat_347256.html
(2024年 12月 24日 23時 22分 追加)・ブログ
下記記事は2025年1月発売予定の「究極の小型ビンテージスピーカー」の現行の一部を抜粋したものです。
第1章 ビンテージEC小型システムの魅力とセッティング
https://geo80002002.livedoor.blog/archives/37537090.html
第2章 聞き比べセッション-3人のマニアの感想集
https://geo80002002.livedoor.blog/archives/37537262.html