変形菌(粘菌)「モジホコリ」のパーフェクト実験セット/迷路付き/数日で実験成果が出ます/自由研究にも最適!
NHK「脳のない天才 ~粘菌~」で紹介された、変形菌(粘菌)のモジホコリの実験セットです。
フランスでは、ISS(国際宇宙ステーション)にも実験用に送り込まれたことで、話題になっていますね。
動物でも植物でも菌類でもなく、まるで知能のあるように、自分で考えて動き回る、不思議なアメーバ状の生物です。
このセットだけで、すぐに培養・実験が始められます。難しくはなく、とても面白いですよ!
お子さんの自由研究、ご自身の趣味の研究にいかがでしょうか?
※以前「生きた変形体」も出品していましたが、輸送中に枯死した経緯から、現在は最も安全な「菌核(休眠体)」のみを扱っています。
【セット内容】
(1)モジホコリ休眠体(菌核)
・ポリ袋に密閉してお届けします。
・それぞれの菌核は、同じ株の菌核を使って「発芽試験済」のものだけをお送りします。
・水と餌を与えると数時間~24時間で発芽して、もとの変形体に戻り、培養や実験に使えます。
・休眠体(菌核)は、1年間程度の長期保存が可能ですので、ご都合に合わせて、いつ実験を始めても大丈夫です。
(2)予備のモジホコリ休眠体(菌核)
・万が一、(1)の変形体が発芽しなかった場合の予備の菌体です。(1)とはちがう菌株から作っています。
・(1)が水を与えて48時間以上たっても発芽せず、予備の(2)も水を与えて48時間以上たっても発芽しない場合は、落札から10日以内に取引メッセージからお知らせいただければ、新しい休眠体(菌核)を無料でお送りします。
※(1)と(2)の休眠体(菌核)の写真はサンプルですので、実際にお届けするものとは多少異なります。
※写真では直径2cm程度の丸い台紙に付着させていますが、四角い台紙、またはそれ以外の形状の台紙の場合もございます。発芽性能に変わりはありませんので、ご安心ください。
※休眠体(菌核)培養時の餌が付着している場合もありますが、発芽には影響はありません。
(3)餌(約10日分)
・変形体が一番好む、オートミールもセットに入っています。
※なくなったら、市販のオートミール(ケロッグ社製を推奨)をご購入ください。
(4)粉末寒天(1袋・2g)
・寒天培地をつくる素です。
・寒天培地の作り方は、このページの下のほうに明記してあります。
・追加で必要な場合は、スーパー等で「粉末寒天」(伊那食品「かんてんクック」を推奨)をご購入ください。
(5)キッチンペーパーと紺色(または黒)のテーブルナプキン(各2枚)
・これらを湿らせた上でも、変形体移動の実験は可能です。
※加湿は添付のスポイトでも可能ですが、「霧吹き」が最適です。
・色付きのテーブルナプキンは、変形体の移動が見やすいです。
・追加で必要な場合は、お手持ちのキッチンペーパー、ペーパーナプキン、ろ紙等をお使いください。
(6)プラスチック・ミニスプーン(1本)
・変形体を一部移動したり、餌を与えるのに使います。
・スプーンについた変形体は、ウェットティッシュ等で拭き取ってください。
(7)スポイト(1本)
・休眠体(菌核)に水分を与えたり、餌や紙の培地を湿らせるのに使います。
(8)プラスチック・ピンセット(曲型1本)
・休眠体(菌核)や変形体の移動や掃除などに便利です。
・ピンセットについた変形体は、ウェットティッシュ等で拭き取ってください。
(9)フタ付プラスチック・シャーレ(直径9cm×2組)
・寒天培地を作ったり、休眠体(菌核)の発芽、培養、実験などに便利です。
・お湯で洗浄すれば、繰り返し使用可能です。
(10)迷路実験用の迷路(スチレンボード製) 専用説明書付きです。大きさは横13cm×縦18cm×深さ約1.5cmです。寒天培地を薄く流し込んで使います。寒天培地を取り去れば、何度でも実験可能です。寒天の乾燥を防ぐ透明薄板付きです。
【寒天培地の作り方】
・まず、シャーレやお手持ちのタッパー(フタ付)に、寒天培地を作ってください。
・セットに入っている粉末寒天(2g)を半分に分けてください。
・そのうち半分(1g)を「紙コップに入れた熱湯」100mLに溶かして、ダマがなくなるまでよくかき混ぜてください。
・さめないうちに、シャーレやタッパーに深さ5mm程度に流し込み、30分ほど常温冷却します。
・当面使わない寒天培地は、冷蔵庫で保管してください。
【休眠体(菌核)を目覚めさせる方法】
・寒天培地の中央に載せて、休眠体(菌核)の上に、スポイトで水分を与えてください。
・その後も、数時間ごとに数滴ずつ水分を与えると、より早く発芽します。
・数時間から24時間程度で、黄色い菌糸(変形体)が成長しますので、少しずつ餌を与えてください。
・変形体が餌を食べると、餌の上を覆って餌全体が濃い黄色になってきます。
・中央に、休眠体(菌核)の残骸と台紙が残りますので、ピンセットで取り除いてください。
・毎日少しずつ餌を与えると、数日でシャーレ全体が、黄色い変形体で覆われます。
・独特の甘い匂いがすれば、変形体が元気な証拠です。
・その状態になったら、黄色くなった餌の一部を、スプーンですくって、実験に使ってください。
・すくった部分には、また餌を置くと、連続して変形体を維持できます。
・寒天培地は1~2週間持ちますが、その後続ける場合は、新しい寒天培地をつくって変形体を少しずつ引っ越し、また餌を与えてください。
【変形体の移動実験方法の一例】
(1)タッパーやお皿にキッチンペーパーや紺色のテーブルナプキンを敷いて湿らせ、そこに切り取った変形体の一部を置きます。
(2)5cmぐらい離れたところに、餌をひとつまみ置きます。
(3)12~24時間で、変形体は餌に移動します。
※この実験は寒天培地の上ですると、観察しやすくより効果的です。
※移動の様子を一定時間ごとに写真に撮っておくと、良い研究になります。
※オートミールのほか、シイタケ、トマトなども喜んで食べます。
※塩分をきらうので、培地に食塩を置くとそこを避けて通ります。
※工夫次第で、迷路の移動実験などにも使えます。
【注意事項】
・実験前後には、手や器具をよく洗ってください。カビの胞子の混入を防ぐのにも有効です。
・アルコール系ウェットティッシュは、非常に有効です。
・実験中に乾燥や餌不足など、生育環境が悪くなると、変形体が集合して、濃いオレンジ色の塊になることがあります。それは「休眠体(菌核)」ですので、完全に乾燥させて長期保管できます。水と餌を与えると、24時間ほどで復活してもとの変形体に戻ります。
・黒いつぶつぶ(子実体と胞子)を形成することもあります。胞子から育てることは、実験では困難です。標本として保存してください。
・変形体が食べ残して黒っぽくなった餌、白いカビが発生した餌は、その部分をスプーンやピンセットで取り除いてください。
【配送・送料について】
・丈夫な専用段ボールに入れてお送りします。
・箱の大きさは、15cm×21cm、厚さ2cmで、通常の郵便受けに入ります。
・送料は当方が負担いたします。
・通常、代金のお支払いから1~2日で発送します。
・週末、祝日、旅行中などに落札の場合、発送が遅れることがございますので、あらかじめご了承ください。
【評価について】
・当方からの評価が不要の方は、商品到着連絡前に「取引メッセージ」よりお知らせください。
・当方への評価につきましては、落札者さまにお任せいたします。