『ORIENTAL オリエンタル』
2016年に始動したOrientalは、ジャパンメイドのシューズブランドです。
母体であるオリエンタルシューズでは、イタリアやフランスのメーカーと協業しながらグッドイヤー製法の靴を長年手がけてきました。
Orientalではそのグッドイヤー製法を用いながらも木型やマテリアル、フィッティングに対する考え方を改めて見直し、
現代の日本人に合うようにアップデート。
美しくもあり、快適な履き心地の革靴を作り続けています。
奈良県のシューブランド、ORIENTALが手掛ける1足。
ORIENTALの信条はビスポークシューズの美しさ、履き心地をレディメイドシューズに落とし込むというもの。
こちらはORIENTALブランドがリスタートしてから、5年という節目を飾る、この度ワールドフットウェアギャラリーとOrientalがともに送る 5周年記念モデル。
「足数限定」・「再販無し」の限定モデルになります。
当モデル、CONNERYは、名優ショーン・コネリーが映画「007 ゴールドフィンガー」の劇中にて着用していたショートサイドゴアブーツをモデルにして作成しています。
もちろん、ただの再現モデルではなく、Orientalで作るからこその、こだわりがあります。
① ラスト
まずラストは最もモダンブリティッシュスタイルの7965をセレクト
スラリとした美しく、バランスの均整で評判の高いラウンドトウはあらゆる足形に幅広く合わせ易いラストが7965で、ワールドフットウェアギャラリーで最も実績のあるラストです。
プレーントウのデザインとも相性がとても良く、スタイリッシュに足元からドレスアップします。
また、奇しくも劇中のサイドゴアブーツにラストの形状がよく似ていたのも採用のポイントとなっています。
② 最高級のボックスカーフ
アッパーにはOrientalのトップグレードラインに採用されているものと全く同じブラックボックスカーフを採用。
よってルックスは同ブランドの中でも最高のものとなっています。
光沢感、革のしなやかさと柔らかさ、経年変化の美しさに定評があり、限定モデルにふさわしい革が奢られています。
③ スペシャルグッドイヤー製法
また、製法も特別な製法を採用しています。
今回のCONNERYのためだけに、「スペシャルグッドイヤーウェルト」と名付けた特別工程を経て作られます。
このスペシャルグッドイヤー、いわゆるグッドイヤーウェルト製法の靴ではありますが、Orientalブランドとしてみた場合、文字通り特別な意味合いを持ちます。
まず、同ブランドのスペリオールグッドイヤーラインよりもさらにこだわったもので、出し縫いのピッチがより細かくなっており、ウエストもグッドイヤーウェルトの中でも限界まで絞り込みをかけています。
なぜベベルドグッドイヤーにしなかったかというと、アンクルブーツとしてみたときに、華奢すぎず、男らしさを残すためにも、あえてウエストがマッケイ製法のベベルドグッドイヤーは採用せず、あくまでグッドイヤーウェルト製法の中で限界まで挑戦したというわけです。
ベベルドグッドイヤーライン同様、ライニングにはディアスキンを使い、履き馴染みの良さにこだわっています。
これが②にあげたブラックボックスカーフの柔らかさとの相乗効果によって、ソフトな最高の履き心地をもたらします。
CONNERYも広義ではスリッポンシューズのひとつです。
サイズ感の微調整が利かないスリッポンシューズですから、履き下ろした際の「修行の期間」をできる限り短くしたいという狙いがあります。
ラスト 「7965」
様々な足の形に合うように作られたラストで、ワイズはE、フィッティングは標準となっています。
きつすぎず、ゆるすぎず丁度良いフィッティングで、踵は小さめに設計されています。
ホールド感もしっかりしており、非常に評価の高い木型です。
見た目やフォルム面では「7965」はつま先の滑らかなラインとバランスの取れたボディから美しいパターンラインを生み出しています。
展開デザインも多岐にわたり、内羽根 外羽根 バックル レースアップ等の様々なテイストに馴染む懐が深く、極めて完成度の高いラストと言えます。
カラー ブラック
サイズ表記 : 7
全長約29.3、最大幅約10.3cmになります。
*多少の誤差はご了承下さい。
上記の特別仕様に加え、「oriental × WFG 1979」の別注を示すWネームのソックシートも雰囲気を格上げしてくれます。
純正シューズBOX・純正シューバックもお付け致します。
雑誌「LAST 21」にも掲載がありましたが、既に完売しており、再生産もありません。
この靴の背景に、男の情景をたっぷりと注ぎ込んだ、こだわりの一足、そして二度と手に入らない限定モデルを是非。