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堀口大學箱書！長城 堀口九萬一 漢詩『四壁沈々静似禅～』署名,落款 明治二十八年十月韓國之変(閔妃事件)獲譴 廣嶋獄中之作《真作》


　　真作保証　万が一真作でない場合は返品を受け付けます（落札価格+送料のご返金）

　　外交官で漢詩人、堀口九萬一(1865-1945　号は長城　堀口大學の実父)の肉筆

　　1895年(明治28)10月、閔妃暗殺事件に関与した廉で三浦梧楼公使・杉村濬一等書記官らとともに帰国・非職処分となり(詳しくは　　→　　こちら　 )、容疑者の一人として予審取調を受け、広島の獄中で作った歌

　　『四壁沈々静似禅/柝聲絶處夜如年/鐵窓不礙還家夢/容易宵々到母前』

　　　　堀口大學訳）　独房の夜は静かに更けわたり　禅寺みたいだ/夜番の拍子木がとぎれると　あとは年ほど長い夜/
　　　　いかつい窓の鉄棒も　夢の家路は堰きとめぬ/おかげで夜な夜な帰省して　母者のみ前にひざまづく

　　　　西村富美子訳）　四壁沈沈　静かなること禅に似たり/析声絶ゆる処　夜年の如し/鉄窓　剛げず　家に還る夢/容易に宵宵母前に侍る
　　　　静かな監房の夜、巡回の拍子木の音が切れると長い夜が訪れるが、窓の鉄格子も夢での帰郷はさまたげられず、やすやすと毎夜母のそばにいる

　　たいへん詳しい論文があります　→　　こちら　

　　紙本135cm×33cm　軸棒の長さ49.5cm　箱サイズ52cm×8cm×7.5cm

　　わずかなシミやしわがありますが、概ね良い状態です

　　その他につきましては写真を見てください（文庫本は大きさ比較のためです）
　
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