過去に発表した『Beat Tape 1』『Beat Tape 2』でも明らかだったヒップホップやジャズへの愛情と同様、ダンス・ミュージックに対しても情熱を注ぐトム・ミッシュが、世界的なパンデミックの中で自身の音楽と様々な影響を見つめ直したことで、Supershyは誕生した。キャッチーで高揚感溢れるタイトル・トラックはもちろん、伝説的シンガー、ロバータ・フラックをフィーチャーした直近のシングル「Feel Like Makin' Love」、ブレイクス、イタロ・ディスコ、フレンチ・ハウスといった要素を取り込んだ「Something On My Mind」、新たなフォーカス曲であり、すでに代表曲かのような風格すら漂う「Keep It Rising」などを収録した本作『Happy Music』は、クラブ・ミュージックを新たな世代に向けた新鮮なサウンドへと昇華させようとするトム・ミッシュの姿勢とスキルの高さを示し、これまでに築き上げてきた輝かしいキャリアに新たなチャプターを刻むプロジェクトだ。