カヤックといえば初期のプログレッシヴ・ロック的なアレンジと後期のポップなアレンジが交差したサードの「ROYAL BED BOUNCER」が最高傑作と言われていますが、よりプログレッシヴ・ロック的サウンドが強い音を求めるならファーストおよびこのセカンドでしょう。非常にメロディアスで、かつYESに影響を受けたと思われる壮大な曲想がよいです。ジェントルなメロディと叙情的なキーボードをフィーチャーしたドラマティックな名曲『MOUNTAIN TOO ROUGH』がベストテイク。MAX WERNERのヴォーカルに萌えます。当時のアナログ日本盤ならではの帯のレタリングの文字も大変味わい深いです。(EMS 80104)