自宅保管の品です。大変美品ですが古いものですので、表紙など若干の経年劣化はございます。画像にもありますように、帯にごく小さな破れがございます。ご理解頂ける方にご入札をお願い申し上げます。
「氷川きよし」を見い出した、高校時代の「恩師」が、病床から祈りを込めて語り下ろした、愛の一冊。歌手への夢、演歌への情熱、苦闘の修行時代……いま、恩師のまぶたに浮かぶ心の情景。
第1章 15歳の門下生
おじいちゃん先生 芸能塾 お母さん 彼は演歌に向いている
第2章 二人三脚の日々
ほんなこつか? キーの違い 演歌はダサい!? 涙の初舞台 うまくなりたい! コンテスト荒らし
第3章 はじめてのファン
憎みきれないキャプテン 純心 プロの誘い 回生園のこと おばあちゃん、また来るけんね 山田君の味方 たった一人のおふくろさんに
第4章 いざ東京へ
全国大会出場 ウンと言ってくれ 最初で最後の卒業式 精一杯の笑顔
男が泣くな
第5章 プロになるために
修行時代 男性演歌歌手として 一人暮らし 見ずには死ねない 内弟子として 福岡に帰ってきなさい
第6章 「氷川きよし」誕生
演歌がだめなら…… わかった、預かる 万雷の拍手 股旅もの きよし君が来てくれたよ 真の笑顔
第7章 博多っ子の意地
快進撃の始まり レコード大賞の舞台 老兵は去るべし 遠き思い出
演歌の魂
「先生、花束を渡してあげてください」
スタッフの手が、私の背中をグウッと押した。スポットライトの下、颯爽としたたたずまいで氷川君は「箱根八里の半次郎」を熱唱していた。
時間にすれば、ほんの二、三秒だろう。
三年間の二人三脚の日々が走馬灯のように駆けめぐった。
「氷川君……」
言葉にならない声をかけて、彼の肩を叩いた。
驚いたように振り向いた彼に、花束を渡そうというその瞬間、氷川君の目から、大粒の涙がこぼれ落ちた。……
(2000年レコード大賞/本文より)
レビューより
氷川きよしさん大好きな祖母へのプレゼントにしました。何年もファンをやっていても、知らなかった事がたくさん書かれていて、楽しくて仕方がないそうです! 発行から数年経っているのに、新品で入手出来て良かったです。 喜んでもらえて私もとても嬉しいです♪
氷川きよしを第三者目線で表した本です。
彼の演歌に携わったきっかけと演歌歌手への道へ導かれる軌跡を垣間見ることが出来ます。