Wax On からのリリースでも知られるフランスのビートメイカーで、近年はLAのペインター Mambo とのコンビで、和モノからブラジリアンまで世界中のグルーヴをコンパイルしたシリーズ『Beach Diggin'』を手掛けるなどヨーロッパのクラブ~トロピカル・グルーヴ・シーンで最重要人物となりつつあるガッツ。そんなガッツが着目したのが現在ヨーロッパのDJ達でトレンドとなりつつあるギニアビサウ、そしてカーボヴェルデの音楽だ。 エグゼクティブ・プロデューサーに DJ でありレコード・ディガーであるフランシスコ・フィニーニョ・ソウザ、そしてプロデューサーとしてガッツ自らが参加。彼の地を代表するベテランから若手の気鋭音楽家まで総勢 30 名以上を集め、彼らのレパートリーのなかから未発表曲のみを選び録音したのだとか。もちろん未発表曲だからといって決して既存の楽曲に比べてそのクオリティが劣るわけではなく、彼ら(現地のミュージシャン達)のポテンシャルを考えれば当然評価されるべき珠玉の楽曲のみを選出し録音したのだという。 フナナやグンベのアップリフティングなグルーヴと、彩色するようなエレキギター、力強く華やかなコール&リスポンス。一度本作をプレイしたら、あとは踊るのみ! カーボ・ヴェルデ、ギニア・ビサウの知られざる名手たちに光をあてたアフリカ版「ブエナ・ビスタ」とでも呼ぶべき逸品だ。 https://bande-gamboa.bandcamp.com/album/horizonte-revamping-rare-gems-from-cabo-verde-and-guin-bissau