■『壁』安部公房著。角川文庫版。昭和29年初版帯付。
原本である「月曜書房」版の挿畫が随所に鏤められた1冊。
■該書は安部公房初版本蒐集家に取って基底となる『壁』の角川文庫版です
が、今回写真を撮り直して再度出品致します。該書を希求する Fan が居るの
で古書価が高騰して居ます。値段何卒御寛恕下さい。現在出品中の月曜書房
の原本と合わせての取得は如何でしょうか?。
●扉の裏側に旧蔵者が新刊で購入した際の、新宿紀伊国屋書店の文字を
消した痕が有ります。唯一の瑕疵です。
●本体は帯の保護でParaffin紙で覆われて居ます。裏側に埃及を訪れた際
のPyramid切手を挟んで居ましたが、くっ付いて仕舞いました。
●紙質経年劣化で焼けが有りますが、保存状態としては良い方です。
●全174頁。書き込み有りません。
●古書に不慣れな方、殊更神経過敏な方には不向きです。回避されるの
が賢明かと思われます。
■「赤い繭」の挿畫を視てると特撮『ウルトラQ』の「カネゴンの繭」を
連想します。またウルトラマンにも「魔法のチョーク」に触発された作品
が有りますね。
●私の自己紹介欄もお読み下さい。読まずに取引為さる方が居られますの
で、宜しく願います。
■現在同書再版帯付も出品中です。