★超絶レア!純正!★
MVアグスタ 350B、350GT 、350スクランブラー用のCERIANIフロントフォークになります。
ステム付きです。
全長は約715mmです。
※トップキャップしっかり締め込んでない状態での素人採寸です。
1974年までのラウンドタイプのエンジンのモデルに適合します。
6Vモデルでも12Vモデルでも同じ仕様になります。
このフォークは他で使われていない特殊な仕様で、元々インナーチューブ径30mmだった250B用を進化させた物です。
250B用は一般的な30mmのストレートですが、
こちらはアンダーブリッジを中心にその上下が32mmになっていて(Total 20cmぐらいの範囲)、
トップから7cmぐらいとアウターにボトムする範囲だけ30mm径になっています。
これはパイプの圧入やスペーサーで太らせたのもでなく、
32mm径パイプ素材の上部と下部を削って30mm径の部分を仕上げています。
おそらく250Bの30mm用ボトムケースをそのまま流用しつつも、
よりコーナリングGや負荷に対する強度が求められた為に対策したものだと思います。
アグスタ以外にもDUCATIやアエルマッキ、モリーニやジレラなど、
サイズが合えば30mm→32mmに強化できるのでとても良いと思います。
多車種流用の参考までに
ステムシャフト径は26.1mmぐらいです。
ステムの全長(上下ブリッジ間)は約170mmで
上下にそれぞれ約10mm厚のスレッドナットが入ります。
※定規での計測なのでおおよそです。
状態は、
ちょっと置き場所が悪かったのか、インナーチューブにところどころサビがあります。
曲がりや大きなダメージはないので、再メッキすれば問題なく使用できます。
ボトムケースは使用に伴うキズはありますが、アルミの劣化や大きなダメージはありません。
ポリッシュすれば小キズも消えて綺麗になっていくと思います。
トップキャップは表面に締め込み時のキズなどありますが、
機能的には問題ありません。
フォークブーツはヒビ割れがあります。
これと全く同じタイプの新品が在庫あります。
また、蛇腹のロングタイプの新品も在庫あります。
ご希望の方は入札前に一度ご相談ください。
ステムの塗装は劣化しています。
トップブリッジはアルミなので再塗装で綺麗になると思います。
ご自身の車両と色味を合わせるといいかと思います。
アンダーブリッジとステムシャフトは金属なのでこちらもサビがありますが、
磨いて再塗装で綺麗にできると思います。
条件によっては別途出品中のステムと交換も可能です。
※塗装はそちらのほうが良いですが、ステムシャフトの加工はこちらの方が良いです。
オイル滲みがあるので、シールを交換してください。
再メッキとオーバーホールしてから出品しようと思っていましたが、
とりあえず一旦このまま出品します。
OH希望の方は一度ご相談ください。
再メッキに関しては、以前やった時は2本で3.5万ぐらいでした。
現在は物価や人件費の高騰で4〜5万ぐらいするかもしれません。
シールキットやOH工賃はそんなにしないと思います。
こちらでOHした以降は出品額を上げますので、
ご自身でOHする方や、このまま使用する方は現状の内容でご検討ください。
その他、写真でご確認の上、ご納得してのご入札をお願いいたします。
ヴィンテージの長期保管品でOHが前提のアイテムなので
念の為ノークレームノーリターンでお願いいたします。
発送はゆうパックおてがる版になります。
よろしくお願いいたします。
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追記
先代モデルのMVアグスタ250Bや、次世代モデルのMVアグスタ350Sへの流用に関して。
このアイテムを丸ごと取り付けでるのであれば、ステムシャフト部のサイズは共通なのでフレームに装着可能です。
ただし、車種ごとにアップハンドル仕様やトップブリッジとメーターハウジングが一体の仕様があったり、
ドラムブレーキ車とディスクブレーキ車があるのでそこを生かす場合は
そのままでは適合しませんが、部品の組み合わせや条件次第では使用可能です。
ちょっと長くなりますが、下記説明を画像10枚目と併せてご確認ください。
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◆ステムの仕様
250B、350B、350S、全てのモデルがトップブリッジは締め込クランプでの固定ではなく、
テーパーの付いたトップブリッジの穴に、やはりテーパーの付いたフォークの頭を差し込んで
上からトップキャップで止めるだけの形式になります。
ステムシャフトは全車共通なので、フレームへの取り付け自体は物理的に可能です。
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◆350Bへの取付け
350B用なので、当然そのままポン付けでして使用できます。
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◆350GT&350スクランブラーへの取付け
同年代の350GTと350スクランブラーにもそのまま取付け&使用できますが、
トップブリッジ上面にハンドル取付けクランプがありませんので、トップブリッジをアップハン用に変更(もしくは加工)するか、
ハンドルをインナーチューブにクリップオンするタイプに変更する必要があります。
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◆250B(及び250スクランブラー)への取付け
こちらもポン付けしてそのまま使用可能ですが、
アップハンドルを維持する場合は、トップブリッジのみ250Bに付いていたものを使ってください。
250Bと350Bで部品番号の違いはインナーチューブ(250B用が直径30mm、350B用が直径32mm)と
アンダーブリッジ(250B用が内径30mm、350B用が内径32mm)のみです。
350B用も上部は30mmのテーパーになっているので、トップブリッジは互換性があり問題なく嵌ります。
アンダーブリッジを通るインナーチューブ部分は直径32mmなので、
250Bの純正アンダーブリッジ(30mm内径)には通りませんので、このアイテムのアンダーブリッジ(350B用)をそのまま使ってください。
ボトムケース(ドラムブレーキ用)は共通なので足回りの部品も全て互換性あります。
逆に、
250Bのフォーク(直径30mm)を350B用のアンダーブリッジ(内径32mm)で使用すると
通りはしますが、隙間が外周1mm(幅で2mm)開きますのブカブカで固定できません。
ここにスペーサーを入れて使用するのは大変危険なので絶対にしないでください。
ハンドルスペーサーならともかく、
この部分はコーナリングGによる高負荷や、歪み・しなりが多く出ます。
特に30mmの細いフォークだとかなりヨレます。
スペーサーを入れる事で、
インナーチューブとアンダーブリッジが適正な固定方法や
適正トルク(強く締めればいいという物ではない)で取り付けできませんので、
深刻な問題が生じる可能性があります。
クランプをいくら締め込んでもスペーサーの干渉で縦方向のリジットにはなっていないので
左右の足やステムの動きによっておかしな挙動が起こったり、スペーサーが徐々にズレてきたりするなどかなり危険です。
ステムとフォークをスペーサを介して固定するのはまずあり得ないのですが、
過去に250Bを偽装改造して350Bに仕立てて売られていた悪質な車両が
部品のチャンポンでそのように処理がされていました。
その車両はコーナーの度にギクシャクして怖くて乗れたものではなかったようです。
素人考えやで理論に基づかない方法は破損や事故に繋がりますので十分ご注意ください。
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◆350Sへの取付け
350Sの純正フロント周りはディスクブレーキ仕様で、
トップブリッジがメーターハウジング一体式です。
このアイテムを丸ごと移植した際は、
ドラムブレーキへの変更とメーターの固定方法を変える必要があります。
350Sと350Bのトップブリッジはテーパーサイズが合わないので互換できません。
クラシカルなドラムブレーキスタイルにしたい方には都合が良いと思いますが、
レバーやワイヤー類などハンドル周りも全て変える必要があるので、大変ではありますが…(必要なら部品は手配可能です)
(2024年 11月 4日 16時 55分 追加)このフォーク以外にも純正足回りパーツ多数あります。他にも350Bと350Sのパーツ多数ありますので、
このフォークをご落札頂いた方には別途ご相談に乗れます(売り切れた場合はすみません)。
何卒よろしくお願いいたします。