EPC-H25はT4Pタイプとほとんど同じカートリッジを一般的なタイプにしたような製品です。
針はSL-6などに搭載されてよく見かけるクリアオレンジノブのP24などより上級のテンションワイヤー付き楕円針です。
この針は本体とは別に私が購入したもので中古ですが金属部などに腐食も無く綺麗なので使用時間も短いようです。
音出し確認でもテンションワイヤー付き楕円針らしくハイエンドの伸びた繊細で切れのよい素晴らしい音です。
現在では同じ型番の交換針の入手は難しいですがテクニクスのT4Pタイプの交換針が使えます。
テクニクスのT4Pカートリッジの製造元はナガオカなので現在でもいくつかのT4P針が入手可能です。
本機のアームは特に高感度で軽量のカートリッジ向けのようです。新品時にはT4P用のシェルも付属していました。
という訳で本機にはこのEPC-H25はとても良くマッチします。T4PタイプやこのH25などは軽く見られがちですが実際はとても本格的な音です。
https://www.audio-technica.co.jp/product/AT618
さらに即決で購入された方には特典としてオーディオテクニカAT-618ディスクスタビライザーをお付けします。AT-618はテクニカの定番スタビライザーのロングセラーモデル。現在もほぼ同じ後継機が販売されています。ゴムで覆われとても持ちやすく適度にダンプされ余計な音は付きません。やや重めでしっかりとレコードが保持されます。重めのスタビライザーは非力なモーターには負担がかかってしまいますが強力モーターの本機では問題ないでしょう。私はスタビライザーは各種持っていてテストしていますが、やはりこのAT618がいちばん安心してお勧めできます。 中古ですが傷も殆ど無くクリーニングしてとても綺麗。取扱説明書のコピーもお付けします。 私の絶対お勧めの組み合わせです。即決価格は少し高額にはなりますが絶対に損はさせません。
今回は複数入手した中で動作良好で程度の良い機体をメンテナンスしました。
この機種は化粧板の角の部分などの割れ、欠け、剥がれが問題になります。
本機は前面下部に少し欠けや剥がれがありますが目立たないよう着色、クリアー塗装など補修してあります。
劣化しやすいパーチクルボードの裏側や木口などもクリアー塗装を施しました。
またこの機種の底板はほとんどの場合劣化して割れていますが本機では劣化はほとんどありませんでした。
この後も劣化しないようクリアー塗装を施してあります。
ダストカバーは少しキズ画ありましたがサンドペーパーやコンパウンドで磨き、クリーニングワックスで仕上げてクリアーになりました。
ただし、取りきれない傷や細かい傷は残っています。その他、鏡面仕上げの全体もクリーナーワックスで磨きました。
プラッターやアーム、ボタン類など金属部はコンパウンドや金属磨きクロスで磨きました。
詳細は添付画像をよくご覧になってご検討ください。写真は下手で申し訳ありませんが多めにupしておきました。
その他、いつものようにスピンドルはいちど外して古い油をふき取り新たに超潤滑性の特別なオイルを注油しました。
私はスピンドルやモーターのローターなどは外せる物は外して確認して注油しています。
でも、テクニクス機はわざわざそこまでしなくてもプラッターを外すだけで簡単に注油できる構造になっています。
今でも純正のスピンドルオイルは簡単に入手できます。
年に一度くらい定期的に1~2滴ほど注せばいつまでも安定してお使いいただけると思います。
劣化しやすい脚のインシュレーターのゴムも問題ないと思います。
ゴムシートはクリーニングして各ゴム部と同様保護剤をかけました。
長岡氏は底板は強靭と仰っておられましたが経年で劣化する事がありここが本機の弱点です。
本機は特に問題ありませんでしたがクリアー塗装をかけた事でこの後も末永くお使いいただけるかと思います。
本機はクオーツロック仕様ですので回転はとても安定しています。
長岡氏はネオンストロボと言っていましたが劣化の少ない赤色LEDですね。もちろんストロボはしっかり止まり流れません。
使いやすいダイヤル式のアンチスケーティングも問題なく機能します。
強力トルクのモーターはボタンに軽く触れるだけですぐに定速に達し停止時には電子ブレーキが掛かかります。
これらのスイッチ類は接触不良になりやすいので信頼できるプロ仕様の接点復活剤でクリーニングしました。
長岡氏も言われたように、その音は癖のない本格的なものでカートリッジのキャラクターもよく引き出します。
特にに安定した力強く、しかも繊細で高分解能の音といえます。回転系のしっかりした作りと高性能アームによるものでしょう。
底板には少し問題がありますが、ここは改造して重量を増してしまうのも良いかと思います。
長岡氏も工夫しだいでさらによくなる可能性を秘めたマニア好みのプレーヤーと仰っていました。
みなさん何故かオート機がお好みのようですがオート機でもレコードは手でセットしなくてはなりません。
本機ではその後針をレコードの上まで持っていくだけです。実際にはほとんど変わらないばかりかオートのセットなども不要です。
演奏後はオートストップ、リフトアップで安心ですね。光学式のセンサーも問題なく動作します。
付属品は純正のゴムシートと社外品のEPアダプターです。電源コードは入手時には付いていませんでした。
そこで現行のPanasonic製品用の新品をお付けします。この電源コードは少し前まではPanasonicのロゴが入ったオリジナル品でした。
現行品は純正でもロゴ無しの汎用品になったようです。
取扱説明書はありませんがシンプルなマニュアル機ですので取り扱いは簡単かと思います。
画像にはレコードとカートリッジがありますが動作確認用なので付属しません。
即決で購入された方には上述のカートリッジEPC-H25(元箱取説付き)とオーディオテクニカ AT-618ディスクスタビライザーをお付けします。
はじめてレコードプレーヤーをお使いになる方はアームのバランスのとり方や針圧のかけ方など
一般的なプレーヤーの使い方をよくお調べになってからお使いください。
よくプレーヤーで問題になるのはカートリッジの取り付けによる接触不良とアームリフターなどの高さですね。
本機は簡単操作ですが、レコードプレーヤーはオーディオ製品の中では特に繊細でその取り扱いには熟練が必要かと思います。
私は今でもレコードを聴くことがメインで多くのプレーヤーを使用してきました。
やはりオーディオマニアでしたらレコードを聴きましょう。
メカ部分がほとんどのアナログレコードプレーヤーはオーディオ機器の中では本当に特別な物と思います。
リサイクル業者の方などご自身で全くプレーヤーを扱う事のないオーディオとは無関係な方が梱包を行うとプラッター
ゴムシート、アームなどをロクに固定もせず送られてしまい本当に呆れる事が多いです。いくら細かく説明してもわからないのですね。
この点私は趣味でプレーヤーを扱って来ましたので梱包、発送に関しては安心してお任せください。
プラッター、ゴムシートなどは取り外して同梱します。アームはテープなどで固定して緩衝材も使います。
ただし、段ボール箱や緩衝材はリサイクルを使いますのでご了承ください。
この機種も、DDプレーヤーの第一人者テクニクス/世界的総合電器メーカー松下が作り上げた
マニア向けマニュアルプレーヤーの結論の銘機といえるでしょう。
初めてお手にされる方は、美しく丁寧な造りと素晴らしい操作感、なによりも本格的なその音にきっとご満足いただけるはずです。
この後も是非、末永くお使いいただきたいと思います。
□配送は送料のお徳なおてがる配送ヤマト運輸宅急便(EAZY)、大きさは140サイズになると思います。
□新規の方、悪い評価がある方は即決で落札されても落札者様都合でキャンセルさせて頂く場合があります。
落札後連絡がとれず受取連絡もされない方がいます。新規の方、悪い評価の多い方は入札前に質問欄から必ずご連絡ください。
新規の方、悪い評価の多い方で連絡が無く入札された場合はキャンセルさせていただきます。
□動作しない、音が出ないなど重大な初期不良には対応します(商品到着後7日まで)。
とても古い商品です。その後の故障などについてはご容赦ください。
中古商品になります、あまりに神経質な方、購入意思の無い方、完璧を求める方の入札はお控えください。
さらに画像があります。