鐔(無銘)柳生・於多福形・左右市女笠「柳生笠」透
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【鍔】無銘(柳生)左右市女笠透鐔
サイズ:約6.95×6.03×0.52cm
重量:約120.8g
鉄地、於多福木瓜形、左右透、角小肉耳。
時代:江戸時代
尾張藩の剣術指南役「柳生連也斎」が考案した柳生鐔は、強靭な鉄鍛えに、やや小振りの脇差鐔サイズのものに代表される。
丸形や木瓜形、変わり形など形状は様々で、地透かしのもの、ベタ鐔、小透かしのものなどがある。
いずれも鉄の鍛えが良く、尾張鐔と同様に鉄骨の表れたもの、法安のような焼き手腐らしのもの、そして信家のようにザラついた肌合いのものなどがある。
本作は、典型的な於多福木瓜形(おたふくもっこがた)に、これぞ柳生と言える「市女笠(柳生笠)」を左右に透かした逸品。
時代も連也斎厳包が活躍した江戸時代初期から中期元禄頃にかけてのもので、鉄味も後代の大野や二子山とは異なり、焼き手腐らしの極上品です。
連也斎自身が手掛けたものや、使用したものは必ず事前に強度試しをしたと言われており、鐔の耳などを実際に刀で斬りつけて割れないか試していたようです。
本作は、下側の耳に斬り込んだような跡が見られ、鐔が割れずに反対に刀に喰い込んだように見える程の強靭な鐔です。爪で弾くと甲高い音がします。
※柳生家の家紋は、地楡に雀紋と替紋として市女笠を2つ並べた「柳生笠紋」です。
現代物を除き、左右市女笠透かし鐔や、2つの笠を並べた図案のものは必ず柳生鐔(柳生連也斎厳包の考案)であり、柳生本家ゆかりの刀装具であります。
是非とも次回の保存・特別保存の同時審査にお出しください。
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