・書籍名(英名) : The Cactus File Handbook ① Thelocactus
・著者名 : John Pilbeam
・出版社:Cirio Publishing Service Ltd.
・発行年:1996年
・形式 : 洋書(英語)、170×240mm 56ページ、ソフトカバー
手元に1冊だけ余部があるので出品します。目立つ焼けやスレは見当たらず、25年ほど前の書籍にしては綺麗だと思います(写真参照)。
<書籍説明>
本書は1996年に発刊したテロカクタス属(Thelocactus)の図鑑となり、The Cactus File Handbookシリーズの1巻目にあたります。やや小振りなサイズではありますが、1996年当時のテロカクタス属全種について収録しています。
本書では、なかなか単体の属で書籍に扱われる事の少ないテロカクタス属について、各種の生態写真や栽培株、シノニムリスト、検索表、分布、生育環境、栽培方法、当時知られていたメジャーなフィールドナンバー(種名、産地名)等について収録しており、情報量が非常に多く、コンパクトながらも本属群を網羅的に理解する良書だと思います。
Thelocactus属はメキシコ中北部に分布する中型サボテンで、中にはT. rinconensis群のような強棘種やT. hexaedrophorus 群のように美棘種が含まれます。また鮮やかな色合いで大輪の花をつける種も多く、T. bicolor群のように鮮やかな紫色の花をつける種群もあります。
多くの種は元々Echinocactus属とされていましたが、1898年にK. SchumanがThelocactus亜属とし、1922年にはBriton & Roseが独立属としました。その後、Hamatocactus属等が統合され、現在の見解に近くなります。その後、種や変種の新種記載や統合が進み、概ね10〜20種程度で分類は推移していますが、種数の見解に関しては研究者によって大きく異なります。
本書では、これまでに最も多くの種数を認めた体系となっており、25種25変種の合計50タクサ(種類)を収録しています。同時に過去の文献における本属の分類体系比較を収録しています。現在、一部は新種が増えたり、属の解釈が変更された群もありますが、概ね栽培されているテロカクタス属は本書で同定が可能だと思います。
著者はイギリスのサボテン・多肉植物園芸界の偉人John Pilbeam(ジョン・ピルビーム)となります。J. Pilbeamはありとあらゆるサボテン・多肉植物を大量に栽培しており、また現地でのレポートも大量に刊行している多肉園芸界の鉄人とも呼べる人物です。既に90歳を越え、かなりの御高齢ですが、近年も筆は衰えておらず、相変わらずの仕事量には脱帽です。
なお、本書は出版部数が少なく絶版で、現在では入手難となっており、海外でもあまり見当たらず、あっても価格が高騰しています。テロカクタスは、なかなかの良種が揃っている属で、種数もそこまで多くなく、そこまでの難物種もない事から、本書を眺めながらコレクションするには悪くないと感じます。
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