1921年、オーストラリアのシドニー生まれ。第二次世界大戦に出征し、42年から45年の三年間、日本軍の捕虜となり泰緬(たいめん)鉄道の建設工事に従事する。49年にイギリスへ移住し、作家活動を開始。自身の捕虜体験を綴ったノンフィクションThe Naked Island(1952)で一躍名を馳せる。以降、小説とノンフィクションの両分野で活躍し、代表作に小説『ウィンブルドン』The Finalists(1977)、ノンフィクション『日本人への警鐘』The Other Hundred Years War (1983)などがある。1995年没。