非常に古くて珍しい商品をご紹介致します。
1940年代製ジャガー純銀製フラスコ・英国製になります。
サイズは、高さ12cm×幅7.5cm×厚み2・8cmになります。
ロンドン郊外のアンティークショップにて一目惚れして購入した商品になります。
店主の説明によると、1930年代後半の商品だという事です。
キャップ部分は、純銀製で製造されており、全体はガラス製。
上部の部分は革製で、下半分は金属製になります。
純銀製であるかどうか不明ですが、底部に小さなホールマークの様な印が見られるので純銀製だと思われます。
ガラスのフラスコにぴったりとはまる形状に造り込まれています。
また、底の部分がフラットになった形状であり、何とフラスコ本体が自立します。
上部の革部分には前後に窓がついており、中身の残量を確認することができる、お洒落な造りとなっております。
キャップ部分は純銀製の為、若干のくすみが見られます。銀磨きで拭くと綺麗になると思います。
キャップは2段になった持ち手となっており、上部の部分に細かく網目模様が施されております。
滑ることなくキャップを開け閉めできます。
細かな部分にまで、英国のクラフトマンシップを垣間見ることができます。
下半分は、本体から外して、コップとしても使用できる構造になっております。
(正しい使い方かどうかは不明ですが店主の説明による)
底の部分には、MADE IN ENGLANDの刻印が入ります。
また、正面にはジャガーのリーピングキャットのエンブレムが固定されております。
このエンブレム、後ろ足を曲げたデザインになっており、これは、ジャガーでも1930年代後半の昔のデザインになります。
余談ですが、ジャガーのマスコットも、1938年製のマスコットは後ろ足が曲げたデザインになっております。
これは当時、有名な作家である、F.ゴードン、クロスビーという作家がデザインしたもので、当時のSSジャガーや、MK ⅣやMK Ⅴに採用されていました。
このフラスコは、当時は金属製でフラスコを製作する技術が乏しかった時代の名残で、ガラス製を金属と革でカバーした商品になります。
ガラス製であるため、割れてしまうケースが多く、残存数が少なく、珍しい商品だと聞きました。
また、この商品は、目立つようなキズやヨゴレもなく、また、革の部分の劣化も見られません。
素晴らしいコンディションだと思います。
手に取って頂けると、ずっしりとした重量感があり、その細部の造りの素晴らしさを感じて頂けると思います。
英国クラッシクカーファンの方や、ジャガーファンの方などで、大切にして頂ける方にお譲りしたいと思います。
※この商品の他にも、珍しい英国オートモビリアアイテムやジャガーアンティークコレクションを多数出品しております。
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