目貫(光孝)舞鶴図
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【目貫】(際端銘)光・孝
サイズ:約3.45×1.5cm・3.55×1.55cm
赤銅地、容彫、毛彫、金銀色絵。
時代:江戸時代
後藤家十三代「延乗光孝」の作。光孝は歴代の作品の極めも行い、折紙の発行や三所物の製作にも従事した。
二所物や三所物に使う目貫は無銘のものが多く、在銘作は少ない。
本作は光孝の三所物に見る舞鶴図の目貫と完全に一致する同様手のものであり、この目貫の図は光孝の図です。(各代によって鶴の姿や構図が少し異なる)
無銘であっても光孝と解る、他に極めようのない典型作ですが、光孝の目貫に在銘作が殆ど見られないことから、協会では保留となりました。
歴代の作で、光孝が極めた目貫には点鏨で丸穴の記しを入れているものですが、本作も丸い点(隠し鏨)が入っており、見本か特別な注文品であったものと推測できます。
光孝の舞鶴図は有名ですので、「 後藤光孝 舞鶴図 」や「 舞鶴図三所物 後藤光孝 」などの文字で検索しますと、金無垢地の舞鶴目貫や同じ赤銅地の舞鶴目貫の三所物がヒットしますので、そちらの写真と見比べて下さい。
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