ご覧頂きありがとうございます。こちらの商品は新興中国模型メーカの魔都機輌所(MODUFACTOR)製の硬座車SYZ25B型×5、軟座車SRZ25B型×7、空調発電車TZ2型×1の合計13両で構成された上海-南京間の快速1/2次「先行号」のフル編成セットとなっております。大判ブックレットと大型ポスターが付属します。1/160スケールとなっています。個人輸入品です、日本市場では手に入りません。
1996年の4月に京滬線の上海-南京間(303km)無停車の快速列車でデビューした中国国鉄の全車二階建て車両の列車です。DF11型ディーゼル機関車の牽引で最高速度140km/hでの運転をし、「先行号」の名を冠すると共に専用塗装が施された編成となります。然し1997年には後継の25K型客車に活躍を譲り、一般色に再塗装の上で他の客車区に転属となりました。
あまり馴染みのない方でも気軽に中国型に触れて貰えるように説明しますと、車両形式のSYZ25BのSはダブルデッカー車(双層のS)、Yは硬(Ying)、Zは座(Zuo)、25Bは25m級客車のBグループで纏めて25B型となっており、その車番の形式の後ろに車番が5桁または6桁の数字が続きます。日本国鉄形式付番則のオハ35 2047などと同じようなノリで、数字の前のアルファベットで車種が大抵特定出来ます。
硬座車(以下YZ)は日本で言うところの「ハ」であり、軟座車(以下RZ)は「ロ」を表し、大抵の場合はYZは2列+3列のボックスシート、RZは2列+2列の大型ボックスシートの構成です。このダブルデッカーの25B客車はドア位置が低い「低開門」版とドア位置が高い通常版があるのが特徴で、MODUFACTORの製品は2025年1月現在この「低開門」版のみです。
このSYZ25Bは着席定員が182名、SRZ25Bは110名と日本の通勤電車の1両辺りの立ち客も含めた定員のような莫大な輸送力を誇るのが特徴で、この13両編成ではSYZが910名、SRZが770名で計1680名とE4系16連の1634名をも上回っています。
そんな中国型、ヨーロッパ型と違い自動連結器が採用されている上に車番則や運用形態が日本国鉄に非常に近く国鉄の旧型客車マニアであれば取っ付きやすい部類では無いかと思います。
海外型が欲しいが何から始めれば良いか分からない、大きい客車(※大きいスケールではない)に憧れる、圧倒される編成が好き、中国の通販から買うのはハードルが高い、ネジ式連結器アンチ、そんな方にオススメです。
牽引機の所定はDF11の0002号機ですが製品がまだ出ていませんので、お好きなDF11やDF11Zなどや、DF200をDF11のように塗った機関車などで牽引すれば良かろうかと思います。
【発送について】
製品付属ケースに入れての発送となります。
かなり重量がありますのでお取り扱いにはご注意下さい。
よろしくお願い致します。