京都亀岡産なめら山の佐伯砥です
おおよその寸法 215×66×54(最大寸法)
約1810g
ご覧いただき有難うございます。
亀岡産出 佐伯砥石 柔らかめの中砥砥石を出品致します
このなめら山砥石は京都亀岡にある中砥(青砥・佐伯砥)採掘業者の方から、硬めの砥石が多い中、柔らかめのものを15年程前に購入、強い研磨力・切削力に優れており 何よりも早や研ぎにはかかせない重宝された砥石で刃物問屋では貴重な砥石として取り扱われていました
日本刀の研ぎでは、下地研ぎの段階で全体の形を整えると共に砥石目を消すために用いられる。
刃物問屋では、早や研ぎに優れたなめら山佐伯砥石は畳包丁・小刀・和ナイフ等の最終仕上げに用いられた砥石、鋼と地金のコントラストの仕上がりが良く、切り刃は砥粒に含まれる石英・雲母により鋭い刃付けが得られる、硬い材質に切り込む刃物には、仕上げの合砥をあてない方が食い込みが良い事から、刃物問屋においては畳包丁・小刀・和ナイフ等の最終仕上げに重宝されたのではないかと考えられます。特に畳包丁・和ナイフ等は仕上げ砥石を当てると滑ってしまい くいつきが悪い事から佐伯砥石が重宝された、用途によって(強い力で押し付けて使用する刃物)は中砥石、佐伯砥石で仕上げた方が良い事から 使い分けされたと思います
研ぎ感は軽く、すいつくような研ぎ感で強い研磨力と切削力に優れており とても扱いやすく、滑らかな研ぎ心地の砥石になります
30秒ほど軽く研いだ写真を載せていますのでご確認ください
この砥石は柔軟さの中に硬さを感じる砥石で研ぎ面の型くずれも少なく感じます、粘板岩ですが泥質粘板岩の中でも石英・雲母は強い圧縮により鉱物の団結性に富み柔軟さの中に硬さのある砥石に仕上がったのではないかと思っています。(砥面、一面にびっしりと黒ゴマが見られます)
通常、天然砥石は人造砥石に比べ研磨力は弱いと言われていますがこの砥石は研磨力が強く畳包丁・和ナイフ等に蛤刃を施し刃先をより丈夫で切り込みの良い刃付け得られる砥石であった事から刃物問屋において重宝されたと聞いています
今では、なめら山の佐伯砥はとても貴重な砥石ですが、手持ちの砥石が増え使用頻度が少なくなってしまったため希少な佐伯砥石ですが整理出品いたします
研いでいて障る筋や不純物などはありません
砥面以外の5面はいしさんという養生剤で養生済みです
カシュー養生とは違いカシュー特有の匂いがなくクリアで原石の顔がよく見える仕上がりになっています。もし養生が気に入らないようでしたら40~50度程度のお湯につけながらブラシなどでこすり洗いしていただくと養生を剥がすことが出来ます。もしくはパーツクリーナーを吹き付けていただくとすぐに剥がれ落ちます
入札の際には画像をよく確認のうえご入札ください
天然砥石という性質上、完全無欠なものを求める方は入札をご遠慮ください
商品のご購入後はNC.NRでお願いいたします