ワイオン親子合作の傑作銀メダル 1851 イギリス ロンドン万博記念 リストライク MS 64
1851年にロンドンで開催された万博博覧会記念の大型銀メダルの出品です。
ウィリアムワイオンとその息子、レオナルドチャールズワイオンの合作です。
ヴィクトリア女王とアルバート公の肖像はメダルならではのハイレリーフ。
そして、Wワイオンの作品は柔らかな表情がとても魅力的です。
裏面は息子のレオナルドチャールズワイオンの作品。
ブリタニア座像と世界各地域を擬人化した姿、冠を授かる女王が描かれています。
さて、メダルの状態についてですが、
NGC社よりMS64の高鑑定を受けています。
(個人的には65以上はほとんど市場に出回らない印象です)
現存するこのメダルのほとんどが裏面のブリタニアの顔付近にダイのクラック(ヒビ)が存在します。
この個体の特筆すべき点としまして、
そのクラックがないことからクラックの入る前の初期打ちであることが考えられます。
(その分、打ちもしっかりしています)
表面はトーンがほとんどなく、当時のままの銀白色を保っており、2000年代のモダンコインと遜色ない状態です。
(この辺は好みが分かれるところですが…)
直径77mm、重量が212gと非常に大型で満足度も非常に高い一枚です。
近年、ヴィクトリア女王のコインは高騰していて、市場は徐々にメダルへと目が向けられています。
将来的にも楽しみな一枚だと思います。
是非ご検討ください。
(2024年 5月 26日 12時 38分 追加)本品は後年打たれたリストライク品となります。
オリジナルは銅メダルのみで銀打ちは現存していないと言われています。
(流通している銀メダルはほぼリストライク品という認識でおります)