鑑定士によると明治頃に製作されたと推測される、煎茶道の染付急須です。箱はございません。
染付急須で、梅花などの文様が細かい筆致で全体に描かれています。
梅花の描き方は同じ形ではなく、描写のアングルの変化はもちろん、蕾から五分咲き、満開まで様々な状態の梅花が描かれており、見る者が時間の経過を感じることのできる、巧みで粋な絵付けとなっております。
梅花自体も、小さな絵付けながら、花弁や花糸画細かくリアルに描かれています。
特に蓋は2.5cmほどの小ささでありながら、細かい筆致で梅花などのモチーフや紋様が細かく描かれており、当時の絵付け職人の技量の高さが伺えます(画像8枚目参照)。
呉須の発色も良く、清涼感のある澄んだブルーが特徴的です。
磁器も薄作りで、光にかざすと絵付けが透けて見えます(画像9枚目)。
全体のフォルムもハリと膨らみのある曲線が特徴的です。有名な祥瑞蜜柑水指にどことなく似ていると感じます。
残念ながら口にカケが一箇所あります(画像10枚目)。また骨董品ですので多少の汚れはございます。画像をよくご覧になったうえで、ご了承お願いします。
サイズ
高さ6cm
直径7cm
取っ手含める最大幅8cm
送料
ヤマト運輸60サイズとなります。
●キャンセルについて●
一度入札されますとキャンセルはお受けしておりません。
くれぐれもお間違えの無いようご入札宜しくお願い致します。
目に見える範囲のキズは明記いたしますが、すべての出品物は骨董品、中古品ですので、説明しきれない時代物としてのスレや、変色、使用へこみ、高台の使用あたり、小キズ等の欠点はあります。
そういった経年の欠点を気になさる方、神経質な方は最初から入札なさらない方が良いと思います。
そういう時代感等を欠点も含めて愛して頂ける方の入札をお待ちしています。
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