「TITO ALLEGRETTO / ティト アレグレット 」
TITO ALLEGRETTO (ティト アレグレット)は20歳でナポリの名店ロンドンハウスにてキャリアをスタートさせる。
ルビナッチに師事し、ディスプレイやスタイリングの才能を開花させていく。
その後はイザイアやアットリーニといったナポリの名サルトリアのもとでVMDとして活躍。
そんな彼が満を持してスタートさせたのが自身の名を冠した「TITO ALLEGRETTO」。
イタリア中を歩き回り、自身の美意識を反映できるアイテム作りができる工場を見つけ出しついにスタートしたブランド。
送り出すアイテムには彼のファッションに対するこだわり、モダンな雰囲気が感じられ、
勿論ルーツでもあるナポリの雰囲気も存分に感じさせてくれる。
【 特徴 】
「着づらい服は服じゃねぇ」、「だせぇラペルは笑っちまう」、という彼の言葉が表すとおり、
その美意識が色濃く反映されたジャケットやスーツは、ナポリの伝統的なスタイルを継承しつつ
モダンな要素を取り入れることにより、若々しさと力強さ、色気を併せ持つ独自のスタイルへと昇華されています。
こつこつと丁寧に作り上げられた製品は、マシンメイドの製品と対極をなす“まるで裸体でいるような着心地”を堪能できます。
【 アイテム 】
大人の男性にとって、コートは「 男の魅力を語る最適な服 」と言えるでしょう。
冬の寒さを耐える防寒服であると同時に、実はさまざまなことを物語るのがコート。
なぜなら男性の服の中でも最も表面積の多いアイテムゆえ『 纏う=ご自身の印象 』と言っても過言ではありません。
古代ローマ時代にはマントが権威のシンボルであったように、近代のオーバーコートもまた着用者の格や地位、
ひいては知性や品性を象徴するアイテムです。
¨ 素材の良し悪し ¨はご自身のステイタスを映し、¨ 仕立ての美しさ ¨は 男性のエレガンスとダンディズムを物語ります。
洒落者大国イタリアで普通のビジネスマン達がコートを格好よく着こなしているのを目の当たりにします。コートが「男の魅力を語る」、
冬のお洒落の最重要アイテムということを、知ってのことでしょう。
魅力を最大限に引き出す絶好の服を生かさない手はありません。歩くたびに、ハラリとなびく一流コートの美しさ、
極上の素材を纏うことで感じられる充足感。これらの愉しみを得られることで、仕事に対する自身も変わっていきます。
『 一流のコートを選ぶなら一流のブランドから選ぶ 』
シンプルでベーシックだからこそ、チープなものだとそれがひと目でわかってしまいますね。
ですので、高級感のある素材と仕立てを採用したもので、「その良さがひと目でわかる一着を
手に入れたい」というのが、誰しもが考えるところなのかと。それに加えて、必需品であるが
ゆえに他者とのカブリは絶対に避けたいでしょう。さらに、スーツやジャケットはもちろんのこと、
できれば休日のカジュアルスタイルにも合わせられる一着であるなら、もはや言うことなし。
【 コメント 】
TITO ALLEGRETTO (ティト アレグレット)からご紹介する『ウールシルク ポロコート』
近頃人気のチェスターコートの中でも、今季イチオシなのが『ダブルチェスター』です。
前合せが二重になったダブルチェスターは、すっきりとした印象のシングルチェスターとは対照的に、
貫録があって男らしく、昨今のトレンドである英国クラシックなムードを存分に楽しめます。
着るだけで“男っぷり”が上がる傑作コート。
ダブルコートは大人の男性の特権とも言える¨男の色気とダンディズム¨をトコトン味わえる稀有なアイテム。
ティトのダブルコートは、毎シーズン必ず用意のあるアイコンコートで、中井貴一氏が着用されていることでも有名な人気モデル。
すっきりした印象のシングルチェスターとは対照的に、男らしくクラシックな面構えで昨今のクラシック回帰の流れに
ベストマッチします。ダブルコートは若者の手に負える(若者が気軽に着られる)代物ではありませんが、
そこが同コートの魅力でして、大人の男性だけに与えられた特権であるダンディズムを味わえます。
ダブルブレスト、アルスターカラー、フレームドパッチポケット、バックシャンが決まる後ろ身頃のウエストベルト
といったポロコートのデザインはそのまま、ターンナップカフを排したミニマムデザイン。
素材にはヴィンテージ感漂うウールシルクのビーバー素材を採用。
ビーバー素材のダブルコートならガチガチのドレスになりがちですが、ティトのフィルターを通すことで
時代感を巧妙に感じさせています。
力強いワイドラペルも、クタッと¨やわらかな雰囲気¨に転化され、着古したような男くさいオーラが漂い、
ドレスダウンしやすい今時な雰囲気を醸します。シンプルなコーディネートでもさりげなく個性を
主張できるといった、いかにもティト アレグレットらしい1着です。
着ていることを忘れさせてくれる、まるで裸体でいるような着心地。
ナポリ仕立ての本流と言われる名店ロンドンハウス(現ルビナッチ)。同店を世界レベルに躍進させた
二代目当主マリアーノ・ルビナッチ氏は、着ていることを忘れさせるジャケット(スーツ)こそが本物だと言い切り、
当時のマスターカッター、ヴィンツェンツォ・アットリーニ氏と共同でナポリ仕立てを確立させます。
その後、本家ナポリ仕立てはアントニオ・パニコ氏やフェリーチェ・ビソーネ氏に継承されていきます。ルビナッチ氏に師事し、
彼らが作る服をいちばん近くで見てきたティトの服もまた、ナポリ仕立ての本流を汲んでいます。着づらい服は服じゃねぇ、
というティト本人の言葉がそれをよく物語っています。
驚くべきはその着心地の良さです。要所にハンドメイドを施して作り上げられた製品は、マシンメイドの製品と対極をなす
「まるで裸体でいるような着心地」を堪能できます。ナポリの小さな工場でこつこつと職人によって作られているので、
ナポリブランドらしいその着心地に加え、若々しさと力強さ、色気を併せ持った独自のスタイルへと昇華しているのが特徴。
着た時に出る丸みのあるカッティングや襟元の表情といい、実にバランスが計算されております。
当然、前振り袖なのですが、職人の手作業によって肩のイセが
たっぷりとられているため、びっくりするくらい動きやすく(腕の可動域が広く)、ノンストレスな着心地が楽しめます。
動きやすさはビスポークのコートに匹敵するほどです。
加えて、ティトのジャケットは日本人の体型に合わせて
型紙がイチから作り込まれているので、細身、小柄、撫で肩といった日本人によくある体型を補正しつつ、
全体をきれいに見せてくれます。そして大見返しの内側ライニングは約4分の1とギリギリまで省かれております。
軽量化を追求するこの仕立ては、高度な技術によって実現。背中の縫製を綺麗に仕上げる他、見返し部分の仕立ても巧み。
¨クラシック¨と¨モダン¨の融合ぶりがまさに絶妙な、特別な力(オーラ)ある「コート」です。
本物を知る大人の男が着るに相応しい、正統性と現代性を組み合わせたモダンポロコートに
ティトらしい仕立てと素材使いによって、上品でありながら艶があって、洗練されているのにヌケ感がある
一生もののコートに仕上がっております。
ラフに扱って出来るシワも計算のうち。
毛足のある素材とシワが相まって、巷のテーラードコートと一線を画した無骨さとエレガンスが香ります。
¨ばっさり¨と羽織るだけでキマっていまう、¨大人のマント¨の名にふさわしい逸品。
クラシカルに表現するも良し、モダンに表現するも良し、かなり頼りになるコートです!
【 ディテール 】
・ダブルプレスト
・6Bフロント
・アルスターカラー
・胸部:バルカポケット
・腰部:フレームドパッチポケット
・袖先:アンフィニッシュ
・後腰:飾りウエストベルト
・後裾:センターベント
・前振り袖
・1枚仕立て
・内ポケット2つ
・ハンガーループ
【 生地 】
生地は繊細な起毛感で上品さと温かみを感じさせる『 ウールシルクビーバー 』です。
トップクオリティの「ヴァージンウール」と「シルク」から紡がれた細糸をじっくり織り上げた後、
柔軟性やドレープ性が損なわれないように弱めの縮絨を施して防寒性を高めた¨メルトン¨になります。
ひと昔前の、分厚くてゴワゴワしたメルトンではなく、高級素材のしなやかさと暖かさを失うことなく、
ボリュームと軽さを強調した、現代的にアップデートされた素材です。
メルトン本来の防寒性は備えつつ、ふんわりしなやかタッチに魅了されます。
上質なウールに加え、こちらのシルクは一般的なツルっとしたシルク糸ではなく、
綿毛状にフワフワの状態にした後に撚った糸とウールの混紡によりふんわりしなやかな肌触り。
しっかりと目が詰まっているにも関わらず、“ふっくらとしていて柔らかい”です。
ウールメルトンのようなゴワゴワやチクチク感は皆無。
メルトンとは思えないようなしっとりした肌触りに誰もが驚くと思います。
ふんわりしつつも、量感(中身が詰まっている感)があるので、型崩れしにくく長く付き合っていけることもポイント。
“10年定番”として愛用して頂けます。
ポイントは“弱ビーバー仕上げ”が施されている点です。
表面を起毛させて毛足を生み出し、同じ長さに刈り整え、プレスを施して毛足を寝かせる(=同じ方向に流す)
ビーバー仕上げによってしなやかなタッチと優雅な毛足が生まれます。強めのビーバー仕上げではないので、
エレガントになり過ぎず、カジュアルでも合わせやすいのがポイント。
滲みだす男の色気や骨太さ、さらにはどこか謎めいた雰囲気(只者ではないオーラ)が漂う風合い。
ウォッシュ加工を施しているのか分かりませんが、絶妙なくったり感があり
Paul Harnden(ポールハーデン)を彷彿とさせる温もりとアジのある〝ローテク〟な雰囲気です。
ラグジュアリーブランドにありがちな所有欲をくすぐる押しの強い素材ではなく、¨朴訥¨なマニア受けする生地となっています。
まさにリラックスが滲む、懐古にしてトレンド!という表現がぴったり。時代の感性を
素材だけでダイレクトに表現できる手腕は、高い美意識と経験なくしてなしえません。
余談ですが、ティトが使用する生地は、ほとんどがイタリアの高級毛織物産地・ビエラ地区の名門ミルのものです。代表的なメーカーを挙げると、ロロピアーナ、ゼニア、カノニコ、ドラゴ、フェルラなどです。生地の織りネームは付きませんが品質の高さは折り紙つきです。
【 素材 】
表地/ウール:75%・シルク:25%
裏地/レーヨン:100%
【 色 】
アップ&ダウンも自在な『 ダークネイビー(BLU) 』です。
落ち着き払った男らしさと制服然とした凛々しさを備えたネイビー。
タイドアップもカジュアルダウンもしっくりハマる不変の定番カラー。深みのある
落ち着いたネイビーは大人っぽい優しい雰囲気を演出してくれます。無敵の汎用性を誇る色なので、組み合わせは自由自在。
あれこれ迷うことなく、幅広いコーディネートに活用して頂けます。
【 サイズ感 】
シルエットは『 今っぽくも中庸なスマートシルエット 』になります。
胸まわりや袖のもたつきを解消してスマートな見た目を実現しつつ、スーツ(ジャケット)の上に着用することを想定して、
適度な遊びを設けて運動性を確保しています。構築的な肩回り、ウエストを絞りすぎない今っぽいフォルムを採用しているため、
男らしい大きな背中を演出。スポルベリーノでシャツの上に羽織ってもダボッとした印象にはならないので、本当に使える
オンオフ兼用と言えます。
着丈はひざ上丈の長さなので、コートとしての風格を失わず、 それでいて裾さばきの軽快さも備えた、
このアイテムてにはベストな着丈です。
【 サイズ 】
「 50 」
【 サイズ実寸 】
着丈: 104 cm
肩幅: 49 cm
身幅: 60 cm
ウエスト幅: 54 cm
袖丈: 65 cm
採寸位置
着丈・・・・・襟付け根中心から裾
肩幅・・・・・肩先から肩先直線
身幅・・・・・袖付け根位置の脇下両端直線
ウエスト幅・・ウエストの一番細い部分の直線
袖丈・・・・・肩先、袖付け根から袖口
全て平台の上に平置きし、外寸を計測。
サイズスペックは各サイズよりランダムに選んだ一個体の実寸値となります。
商品により誤差がある場合がございますのでご了承ください。
【 着用シーズン 】
冬
【 状態 】