1970年代後半の東芝の大ヒットラジカセ「アクタス・パラボラ マーク2」RT-2880 となります。
初代のRT-2800をマイナーチェンジさせた2代目のモデルとなります。
初代はグレーのボティですがこの2代目は精悍なブラックボディとなっています。
愛称の通りパラボラ集音器を標準装備し、アウトドアで様々な音を録音する「生録」ファンに人気となったモデルです。
アウトドアでの使用を前提としているため頑強な造りがなされておりその分重量もしっかりあります。
そんなアクティブなイメージを具現化した細部にこだわったメカニカルなデザインは今見てもかっこいいです。
同軸でセットされた14cmウーハー+5cmツィーターの3.4W大出力のサウンドも高評価でした。
そして当出品の一番の特徴はその個体の状態の良さです。
現存しているこのモデルは劣化の進んだ年代なりの個体がほとんどですが、
写真の通り奇跡的に大変美しい状態を保っています。
10年前のモデルと言ってもおかしくない状態をキープしていると思います。
その理由としては、屋内使用のみで使用頻度もさほど多くなく、
ずっとビニール袋でカバーされ換気の良い乾燥状態で光が遮断された場所で保管されていたためです。
ただし残念なことに標準装備のパラボラアンテナが紛失により付属しません。
また、さすがにカセットテープのメカ的作動は不動となっております。
おそらくこれはゴムの駆動ベルト類が経年劣化で切れているためと思われます。
50年近く経っているので駆動部分はどうしようもないですね…。
ご自分でメンテできる方はトライしてみてください。
※初代RT-2800のカセット部分の分解修理を紹介しているサイトはありました(ベルトは汎用品で対応できるようです)。
あと、アンテナの取り付け固定部分が緩くなっており、さらにアンテナ先端部がすぽっと抜けるお約束の状態になっています。
これは比較的簡単に修理可能だと思います。※アンテナの機能としては生きています。
そのほかは正常に機能すると思います。
FM放送による音出しの動画をアップしましたのでご視聴ください。ディテールもよくわかると思います。
あらためて聴くとモノラルながら予想外に高音質なので驚きました(笑)。さすが昭和のモノづくりです。
iPhoneSE2による簡易録画なのでそれなりの音質です。ご了承ください。
※リンクから上手く飛ばない場合はURLをコピペしてご覧くださいませ。
モデル名/RT-2880
販売年/1977年(昭和52年)
定価/46,800円
外寸/W418 ×H251 ×D118mm
重量/5.2kg(乾電池含む)
付属品は純正ACコードとなります。
個人的にはこのような状態の「アクタス・パラボラ」はもう二度と出てこないのではと思います。
お探しの方はこの機会にぜひご入手ください。
写真をよくご覧頂きノークレーム、ノーリターンでお願いします。
あくまで中古品・保管品ですので神経質な方の入札は御遠慮下さい。
オーディオ スピーカー カセッ トデッキ カセットテープ ラジオ 東芝 ソニー SONY ビクター パナソニック テクニクス パイオニア アイワ シャープ ケンウッド ヤマハ ナカミチ ボーズ デノン オンキョー