自宅保管の品です。大変美品ですが古いものですので、表紙など若干の経年変化はございます。画像にもありますように、保管時の悪さから表紙にごく小さな破れがございます。ご理解頂ける方にご検討をお願い申し上げます。
天国への階段 栗本薫 亀和田武 甲斐バンド YMOツェッペリン 山口百恵
レビューより〜 本歌とりのうまさが光る短編集
現代を舞台とした短編集。『探偵(悲しきチェイサー)』『イエロー・マジック・カーニバル』『ワン・ウェイ・チケット』『天国への階段』『新宿バックストリート』『ポップコーンをほおばって』『おいしい水』『軽井沢心中』『イミテーションゴールド』以上、九編収録。
ほとんどの作品が、同名の曲をモチーフに作られている。
『探偵(悲しきチェイサー)』
モチーフとなった曲は沢田研二の同名曲。
いまにうまくいくさと云いながら、ほこりまみれの国道を二人っきりで歩きつづけた武司と次郎。ある日の思いつきからはじめた探偵業でつかんだ、一発逆転のチャンス。しかし、浅はかな二人を待っていたのはチャンスなどではなく、裏社会の罠に過ぎなかった……。
『イエロー・マジック・カーニバル』
都会の片隅にある、小さなバーのとある一日の話。
特に事件はなく、都会的な話を肩肘張らずに「都会ってこんなもんさ」みたいなさりげなさが、なるほどYMO的といえばYMO的。
『天国への階段』
ある有名女優の自殺をテレビが報道する。それは一つの復讐劇の幕切れであった……。
ままならぬ愛にはじまった因果はままならぬ愛によって悲劇におわる。
『ポップコーンをほおばって』
幼女殺人事件の容疑者は一人の若い青年だった。なぜ彼は幼女を殺さねばならなかったのか……。
世界に拒絶されつづけたと感じた青年の、行くあてのないやみくもな怒り。「だれのせいで」も「だれに対して」も関係ない、ただ自分の怒りを知らしめたかった若さゆえの暴走。若さという名の呪詛。
阿久悠 ドブ板横丁 細野晴臣 YMO
イエローマジックカーニバル 探偵
哀しきチェイサー 坂本龍一 恋の片道切符
ニール・セダカ ホテル・カリフォルニア
天国への階段 新宿バックストリート
阿木燿子 宇崎竜童 ダウンタウンブギウギバンド ポップコーンをほおばって
甲斐よしひろ おいしい水 ボサノバ
軽井沢心中 よそ見をしないで 沢田研二
ホットスタッフ ドナサマー ジュリー
ほか多数