当方のオークションにアクセス頂き、ありがとうございます。
貴重なマダガスカルローズウッドにてオーディオ用のインシュレーターを製作しました。
材料の反りや割れを取り矩手を出し、78mmの寸法に削り出し、正四角形から正八角形へ、そして正十六角形へと削り出し、簡易旋盤で円柱型に加工し、17mmの長さに切り揃えました。
木口はよりシャープな仕上りにする為に3mmカット面となっております。
仕上げの工程ですがペーパー120番→リボスオイル ローズウッド色を塗布→乾燥→ペーパー150番・240番・320番にて研磨→乾燥→ナノクリアスを塗布→600番・1000番・3000番にてサンディングを行い、良く乾燥させ最後にもう一度ナノクリアスを塗り仕上げております。
どちらの塗料も浸透系で木の呼吸を妨げる事なく表面を保護出来ますので、従来のワトコオイル・ワックスで仕上げるやり方から変更いたしました。
マダガスカルローズですが平均比重1.2と非常に重く硬質な銘木です。
DS-V5000を試聴に使用しておりますがヴォーカル主体の曲も美しい音色を奏でますが、圧巻なのはやはりギター主体の曲です。
まずはAdoの残夢から。
隠れていた音達が顔を覗かせます。特にMIRRORの再生が美しい印象を受けました。
ギターに使用される銘木ですので、村治佳織のCAVATINAを再生しましたが、部屋中にギターの音色がボヤける事なく広がるというのはブラジリアンローズウッド以来の経験で非常に驚きました。
続けて須川展也のESTRELLITAを再生しましたが、こちらはサクソフォン主体の曲が多いアルバムとなっておりますが、音の響き・伸び・美しさ・広さがやはり別格です。
また通常ローズウッドとなれば特に高音が強い銘木が多いのですが、マダガスカルローズは低音までキレの良い音でした。
楽器からヴォーカルまで美しく再生させる銘木というのは非常に珍しいですし、美しい杢が出現しているとなれば更に希少なものとなります。
正直なところ、DS-V5000がここまで美しく音楽を奏でるとは予想もしませんでした。
出品している10個setと同じ材料から製作した別のインシュレーターで試聴しておりますので、こちらで出品している物は未使用品となります。
※機材そのものや再生される音が数ランク上になるという事ではなく、今までの余計な振動・周波数であったものから発生していた音が整えられた・嫌なピークがずらされた等、普段と違う周波数が加わった結果、以前より良く聞こえる様になったという様に捉えて頂ければ幸いです。
直射日光や高温多湿を避けてお使い下さい。
※メンテナンスについて※
私が製作しているインシュレーターはリボスオイルとナノクリアスで仕上げてあります。
出品する際には表面のオイル・ナノクリアスはしっかり硬化しておりますが、時間が経つにつれて更に中まで浸透して硬化します。
完全に硬化しますと、更に響く様になります。
殆どメンテナンスフリーだとは思いますが、御心配な場合は固く絞った濡れ布巾で磨いて頂ければ長く使用出来るかと思います。
天然の素材を使用している為、多少の反り・捩れ・縮み・割れが発生する可能性がございます。
木の特性と受け入れ、付き合っていただけたらと思います。
何かご不明な点がございましたら、お気軽にご質問下さい。