【オリゾンティ期 DENIME 519XX Gジャン】
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こちらは、リーバイス506XXのデザインをベースに、裏地にブランケットを備えた519XXモデルを忠実に再現した一着です。1951年前後のごく短期間のみ生産された希少なモデルで、1951年に生産が開始されたものの、翌1952年には2ndタイプと呼ばれる507XXや、ブランケットライナー付きの517XXが登場したため、生産期間が極めて限られていました。ヴィンテージマニア向けのレアなモデルを忠実に再現しています。
本品は、現在「RESOLUTE(リゾルト)」を手掛ける林芳亨(はやし よしゆき)氏が創業した旧Denime(ドゥニーム)のもので、特にファンの間で高い評価を受ける「オリゾンティ期」の製品です。
Denimeは1988年に設立されたブランドで、レプリカジーンズの先駆け的存在として知られています。そのブランド名は、デニムの語源である15世紀フランスの織物「Serge de Nimes(セルジュ・ドゥ・ニーム)」<ニーム産のサージ生地>に由来しています。
1950~70年代のジーンズの本質を徹底的に追求したモノづくりをコンセプトに掲げ、当時では入手困難だった名作ジーンズをリメイクし、その時代の空気感を忠実に再現することを目指しました。その独特のザラつきのある生地感と、美しい濃淡の色落ちはジーンズマニアの間で話題となり、やがてレプリカジーンズブームを巻き起こしました。
ドゥニームのジーンズは、雑誌で紹介されるだけでなく、店頭に並ぶと即完売し、常に品薄状態。令和の今では考えられませんが、入荷時には行列ができるほどの人気を誇りました。
当時はパソコンもネットもスマホもない時代。レプリカジーンズの制作においては、情報収集、人とのつながり、関係者との交渉、ファンへの展開など、並々ならぬ熱意が必要だったことでしょう。
ドゥニームの魅力のひとつは、その色落ちの風合いです。穿き込むことで自然と濃淡のコントラストが生まれ、独特の表情を持つジーンズへと育っていきます。この特徴的な色落ちを目指し、洗濯を極力控えて履き続ける「根性履き」というスタイルが、レプリカジーンズブームの中で生まれました。
特に、ブランケット裏地付きのデニムジャケットは、色落ちに凹凸感が生まれやすく、他とは一味違うエイジングが楽しめるのが魅力です。さらに保温性も高く、肌寒い季節でも快適に着用できるため、寒い時期にこそエイジングの醍醐味を味わっていただけます。
なお、品質表示タグは経年により欠損しておりますが、人気サイズのLとなります。ぜひこの機会にご検討ください。
【サイズ詳細(平置き採寸)】
- 肩幅:46cm
- 身幅:56cm
- 袖丈:62cm
- 着丈:59cm
※素人採寸のため、多少の誤差はご了承ください。
送料無料でお届けいたします。 ご検討のほど、よろしくお願いいたします。