MILES DAVIS / BOTH SIDES OF SEVEN STEPS TO HEAVEN / SEVEN STEPS TO HEAVEN SESSIONS (2CD)
2021 VOODOO DOWN Records 011 (VDD 2021-011)
Supervised by SO WHAT! Label.
Soundboard Recording // Original Remastered by VDD 2021.
DISC 1 // LOS ANGELES SIDE
Recorded Live at Columbia Studio, Hollywood, Los Angeles, CA, April 16 (Track 3-21) and 17 (Track 1, 2), 1963
Miles Davis - trumpet
George Coleman - tenor saxophone
Victor Feldman - piano
Ron Carter - bass
Frank Butler - drums
SEVEN STEPS TO HEAVEN (Track 1, 2)
SO NEAR, SO FAR (Track 3-5)
JOSHUA (Track 6-21)
DISC 2 // NEW YORK SIDE
Recorded Live at Columbia 30th Street Studio, New York City, NY, May 14, 1963
Miles Davis - trumpet
George Coleman - tenor saxophone
Herbie Hancock - piano
Ron Carter - bass
Tony Williams - drums
SEVEN STEPS TO HEAVEN (Track 1-5)
SO NEAR, SO FAR (Track 6-14)
JOSHUA (Track 15-17)
マイルス・デイヴィスの愛好家から絶大の信頼を受け、数々の名盤を生み出した伝説のレーベル“ソー・ホワット”。その“ソー・ホワット”レーベルの完全監修を受け、2020年末に発足したのが“ヴードゥーダウン・レコーズ(以後VDD)”です。初めて“SO WHAT!”のレーベル名を記載することを許可されたことからも信頼の厚さがうかがえます。丁寧なマスタリング、編集、こだわりの帯付アートワーク、美麗なピクチャー・ディスクのプレス盤。新鋭レーベルながら早くもマイルス・コレクター必携アイテムとして注目を集めています。
今回のリリースは久しぶりにスタジオ・セッションもの。名盤『セヴン・ステップス・トゥ・ヘヴン』のセッション集です。ネット等で出回ったものでなく、正式に“ソー・ホワット”レーベルより譲り受けた超貴重なマスターを使用しています。ここのセッションは『セヴン・ステップス・トゥ・ヘヴン』に収録される『SEVEN STEPS TO HEAVEN』『SO NEAR, SO FAR』『JOSHUA』の3曲のセッションが収録されているわけですが、これらはいずれも『セヴン・ステップス・トゥ・ヘヴン』のハイライトとなる名曲達。LAでマイルス、ジョージ・コールマン、ヴィクター・フェルドマン、ロン・カーター、フランク・バトラーといった編成でセッションが行われたのですが、それから約1ヵ月経ってピアノをハービー・ハンコック、ドラムスをトニー・ウィリアムスに入れ替えNYで再度トライ。結果はご存知の通り後者の演奏がアルバムに収録されるに至ったわけです。当初“ソー・ホワット”レーベルより『LAセッション』、『NYセッション』として各1CDRで別々にリリースされていたものですが、今回“ヴードゥー・ダウン”レーベルではディスク1を“LAサイド”、ディスク2を“NYサイド”としてカップリング。やや音量が不安定だったLAサイドはかなり音質面が改良されました。更にどちらのサイドも改めてトラックが重要なセッションごと細かく切り直され、チャットやサウンド・チェックなどを飛ばして“音楽的”な箇所だけ楽しむ事もできる編集になっています。更に更に“LAサイド”は曲順を入れ替え“NYサイド”と同じ『セヴン・ステップス・トゥ・ヘヴン』の順になり、一層聴き比べやすくなっています。そしてもちろん“ヴードゥー・ダウン”レーベルはプレス盤。これが最終決定版です。これだけ新たな改良が加われば“ソー・ホワット”盤をお持ちの方も買い替え必須です。