明治期輸出用に製作された大阪薩摩の代表的な「藪明山」(薮明山)の扁平壺です。
大きさは高さ約16cm。 中央の丸い部分は直径約9cm。 表・裏の幅(最大部)約4cm。 底の直径約5cm。
藪明山絵柄の特徴である山水画、人物風俗画、花詰描写、連続模様が描かれています。
中央の丸い部分の片面は山水画、反対の面には風俗画。
画像8枚目は画像3枚目の左下部の「屏風」の拡大です。屏風の高さは約1cm。
その側面には花(白やピンクの菊)が釉薬のような物で盛上げで10か所以上描かれています。
立体的な絵柄は実際に見るとその繊細さに魅入られる事と思います。
この壺一番の見所かもしれません。
藪明山の扁平壺は時々見かけますが絵付けが控えめな物が多いように思います。
今回出品の扁平壺は藪明山らしい絵柄構成になっていると思います。
なお、藪明山の扁平壺は口の部分が少し歪んで見える物があります。
これは藪明山工房が絵付け用に仕入れた素材自体に起因する症状ではないかと思います。
今回出品の物も見る角度によって僅かに歪んで見えます。これは直しとでは無く、最初からの状態です。
ご了承の上で入札をお願いします。
状態はスレも少なく良い状態だと思います。
詳しくは画像でご確認をお願いします。
個人的な感想ですが藪明山の作品は画像で見るより肉眼で見る方が繊細さが増します。
拡大鏡などで細かな描写を見るとより細密さを感じる事と思います。
この商品には「箱」が付属しています。
発送の際は柔らかい紙と布で包み箱にいれ、その周りをエアパッキンで包んで段ボール箱に入れて発送します。
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但し、当方の事情により手渡しをお断りする事もありますのでご了承をお願い致します。
ヤマト宅配便での発送に限り送料は出品者が負担致します。
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