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この雰囲気は70年代には多く登場した 感覚で、ぼくのようなポップ好きには歓迎される音で、神経質な音や、渋い音が好みの向きには歓迎されない気の毒な音でもある。甘いからといっても、スタジオ 101路線の、ミーハーもばかにするアイド ル路線ではないので、潤いがあってそれ なりに哀愁も漂いながら、牧歌的でもある音なのです。ちょうど日本でいえばシモンズやたんぽぽなんかに通じる可憐なフォーク・グループです。 この甘さを受容できない人は正直言って、フィメールもののフォークを聴く資格があるのか疑ってしまいます。おっさんの歌うB2なんか にしても決してエンゲルベルト・フン パーディングになってない。ただ、ファズ とストリングスを同時使いするのには キョトンとさせられる。(せみま~る)
■『ラビリンス6116 In Your Eyes』解説より
LAB(ラビリンス2002 1st、2nd掲載) RDM(ロックダイビングマガジン1992~2000 1st掲載)
クレジット
Acoustic Guitar, Piano Paul Field
Arranged By [Rhythm Charts And String Arrangements] Rod Edwards, Roger Hand
Bass John G. Perry
Design, Photography By Tony Neeves
Drums Barry de Souza
Electric Guitar Norman Barratt
Engineer Roger Wake
Percussion Tony Carr
Piano, Electric Piano, Clavinet, Synthesizer [Roland Synthesizers] Rod Edwards
Producer Jon Miller (4), Rod Edwards, Roger Hand
Vocals Annie McCaig, Mo McCafferty, Paul Field