古本
窪美澄 9冊セット
①
雨のなまえ
こんな日に降るこの雨の名前を知りたかった。
満たされない思い。逃げ出したくなるような現実。殺伐としたこの日常を生きるすべての人に――。
いまエンタメ界最注目の著者が描く、ヒリヒリするほど生々しい五人の物語。
――いつの間にか皆、慣れてしまったのだ。
妻の妊娠中、逃げるように浮気をする男。パート先のアルバイト学生に焦がれる中年の主婦。不釣り合いな美しい女と結婚したサラリーマン。幼なじみの少女の死を引きずり続ける中学教師。まだ小さな息子とふたりで生きることを決めた女。
目次
雨のなまえ/記録的短時間大雨情報/雷放電/ゆきひら/あたたかい雨の降水過程
2013年10月20日 初版1刷発行
著者:窪美澄(クボミスミ)
光文社
定価:本体1,400円+税
帯付き
②
よるのふくらみ
『ふがいない僕は空を見た』の感動ふたたび ままならない心と身体を描く恋愛小説
祝福された愛に、孤独を深める女。思いを秘めたまま、別の恋に堕ちる男。離れていく心に、なすすべのない男。
目次
なすすべもない/平熱セ氏三十六度二分/星影さやかな/よるのふくらみ/真夏日の薄荷糖/瞬きせよ銀星
2014年2月20日発行
著者:窪美澄(クボミスミ)
新潮社
定価:本体1,400円+税
帯付き
③
水やりはいつも深夜だけど
ごく普通の家庭の生々しい現実を強烈にえぐり出した山田太郎賞作家、珠玉の連作集。
目次
ちらめくポーチュラカ/サボテンの咆哮/ゲンノショウコ/砂のないテラリウム/かそけきサンカヨウ
2015年1月10日 再版発行
著者:窪美澄(クボミスミ)
KADOKAWA/角川書店
定価:本体1,400円+税
帯付き
④
アカガミ
わたしの愛は誰のもの?
【アカガミ】2020年を境に急増した若者の「性」離れに対して、国が設立した結婚・出産支援制度
2016年4月30日 初版発行
著者:窪美澄(クボミスミ)
河出書房新社
定価:本体1,400円+税
帯付き
⑤
すみなれたからだで
無様に。だけど、私はまだ生きているのだ。
焼夷弾が降る戦時下、喧騒に呑まれる八十年代、そして黄昏ゆく、いま。
手探りで生きる人々の「生」に寄り添う8つの物語
目次
父を山に棄てに行く/インフルエンザの左岸から/猫降る曇天/すみなれたからだで/バイタルサイン/銀紙色のアンタレス/朧月夜のスーヴェニア/猫と春
2016年10月30日 初版発行
著者:窪美澄(クボミスミ)
河出書房新社
定価:本体1,400円+税
帯付き
⑥
トリニティ
すべてを手に入れたかった。
夢の欠片、そして祈りの果て。
50年前、出版社で出会った三人が人生を賭けて求めたものとは――昭和・平成から未来へと繋ぐ希望を描き切る。
2019年3月30日発行
著者:窪美澄(クボミスミ)
新潮社
定価:本体1,700円+税
帯付き
⑦
いるいないみらい
「妊活、少し休もうか」
自分を見失いそうなあなたへ。未来に向けて家族のカタチを模索する人たちの、痛くて切なくもあたたかな物語。
目次
1DKとメロンパン/無花果のレジデンス/私は子どもが大嫌い/ほおずきを鳴らす/金木犀のベランダ
2019年6月28日 初版発行
著者:窪美澄(クボミスミ)
KADOKAWA
定価:本体1,400円+税
帯付き
⑧
たおやかに輪をえがいて
家族に疲れた。
風俗に通う夫、不実を隠した父、危険な恋愛に耽る娘
主婦・絵里子の穏やかな人生は、大切な人の<秘め事>で一変する
2020年2月25日 初版発行
著者:窪美澄(クボミスミ)
中央公論新社
定価:本体1,650円+税
帯付き
⑨
私は女になりたい
これは最後の恋、なのだろうか
妻でもなく 母でもなく 娘でもなく。
2020年9月14日 第1刷発行
著者:窪美澄(クボミスミ)
講談社
定価:本体1,600円+税
帯付き
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