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オスミウム 99.9%(3N) 31.1g ペレットの出品です。
極めて稀な元素のひとつで、いわゆる白金族の一種です。
人類が手にすることのできる元素の中で最も希少な物と言えるかも知れません。
プラチナやイリジウムに伴い僅かに産出し、極めて高価な金属です。
あらゆる安定な金属元素の中で最も密度が高く、また白金族の中では最も反応性に富む金属です。
また、オスミウムは他の白金族と異なり独特の青みを帯びております。
身近な使用例としては、その耐食性と硬さから万年筆のペン先にイリジウムとの合金(イリドスミン)として用いられることがあります。
もう少し踏み込んだ解説をさせていただきます。
オスミウムはPGM(白金族)6元素の中でも極めて希少性が高く、その生産量は正確には捕捉されていないものの、一説には金の2000分の1とも言われ、あまりにも希少なため投資マネーが流入してしまうと天文学的な価格上昇が想定されます。
そもそも宇宙の中での存在比も極めて低く、さらに地球の形成過程で重いオスミウムはコアに沈み込んでしまった上、火山活動などで僅かに地表に現れても、自然に酸化オスミウムとして揮発して失われてしまうため、手にすることが困難。
加えて粉末のオスミウムが酸素と触れると猛毒の酸化オスミウムのヒュームが生じるため取り扱いにも技術が必要です。
当然金銀プラチナ(パラジウム)のような普通のレアメタルなどとは異なり一般には貴金属店の店頭などで購入できる性質のモノではありません。
そもそも大手貴金属取り扱い業者でも、ルテニウム・ロジウム・イリジウムは扱っていてもオスミウムは記載すらされていない事がままあります。
http://pro.tanaka.co.jp/products/Precious_Metal_Materials.html
http://pro.tanaka.co.jp/products/Precious_Metal_Compounds.html
ご参考までにシグマアルドリッチでの研究者向けのオスミウム粉末の小売価格は99.9%、1g、3万2000円です!!!
https://www.sigmaaldrich.com/catalog/search?term=%E3%82%AA%E3%82%B9%E3%83%9F%E3%82%A6%E3%83%A0&interface=All_JA&N=0&mode=match%20partialmax&lang=jaion=JP&focus=product
元素標本・コレクション・サンプルなど、手元に置いておきたい方いかがでしょうか。
ノークレーム・ノーリターンでお願いいたします。