1冊目
・書籍名(英名) : Gymnocalycium A Collecter's Guide
・著者名 : John Pilbeam
・出版社:A. A. Balkema Publishers
・発行年:1995
・形式 : 洋書(英語)、330mm x 250mm、ハードカバー、191p
2冊目
・書籍名(英名) : Gymnocalycium in Habitat and Culture
・著者名 : Graham Charles
・出版社:Graham Charles (Private Published)
・発行年:2009
・形式 : 洋書(英語)、285mm x 215mm、ハードカバー、288p
2冊セットで出品します。1冊目は古書となり、ブックカバーに焼けあり、中身は多少の紙焼けはあるものの、折れや破れ、目立つシミ等は見当たりません(写真参照)。2冊目は新書で個人的に保管していました(写真参照)。ギムノカリキウム属については、概ねこの2冊を読み込めば分類は把握できると思います。
なお、2冊とも絶版となっており、特に1冊目は入手難となっています。この2冊は、ギムノカリキウム属(Gymnocalycium)をコレクションしている方にとっては、マストとなる書籍かと思います。
<書籍説明>
Gymnocalycium A Collecter's Guide
Gymnocalyciumの学術的な分類学モノグラフで、1995年の出版当時の本属全種の分類学的な整理を行なった書籍となります。
著者はイギリスのサボテン・多肉植物園芸界の偉人John Pilbeam(ジョン・ピルビーム)となります。J. Pilbeamはアマチュアながら、ありとあらゆるサボテン・多肉植物を大量に栽培しており、また現地でのレポートも大量に刊行している多肉園芸界の鉄人とも呼べる人物です。既に90歳を越え、かなりの御高齢ですが、近年も筆は衰えておらず、相変わらずの仕事量には脱帽です。なお、出版は科学関係を大量に出版しているオランダのA. A. Balkemaによります。この出版社は、多肉植物や塊根植物、サボテン等の学術文献を大量に出版しており、その他科学界や各種学術界への貢献度が極めて高い存在といえます。
本属は属レベルでは安定していますが、種・亜種・変種レベルで分割統合が繰り返されており、分類が安定しません。本書では80種としており、この10年後に出版された2006年にDavid Hunt(デヴィッド・ハント)他の"New Cactus Lexicon"で大幅に種数を減らした体系が示され(49種)、2009年にはGraham Charles(グラハム・チャールズ)が、D. Hunt体系から、やや種数を増やした分類体系(56種)として
"Gymnocalycium in Habitat and Culture"を出版しています。ギムノカリキウム属に関しては、本書を含めた上記3書籍があれば、概ね状況が解ります。
本書は、各種の生態や栽培株の写真、分類学的処置、種子の電子顕微鏡写真、形態記述、検索表、分布、生育環境、シノニムリスト、栽培方法、当時知られていたメジャーなフィールドナンバー(種名、産地名)等について収録しており、本属を網羅的に理解する良書だと思います。また、専門書としては最も多くの種をスプリットした分類体系として採用しています。このため相対的に各種の解説が多くなり、後の文献を見れば、本書におけるどの種がシノニムになっているのかが判るかと思います。
なお、後年の統合的な分類体系を採用した文献だと、シノニムにされた種の詳細が解らないため、このように細分化された分類体系について解説した文献として重要になります。また、裸名やコマーシャルネーム、大量のフィールドナンバーの一覧は、本書にしか収録されていないポイントになります。
Gymnocalycium in Habitat and Culture
Gymnocalyciumの総合的な解説図鑑で、本属全種の分類学的な整理や生育地環境レビュー、栽培テクニックを扱った書籍となります。
著者はイギリスのサボテン・多肉植物園芸界で活躍するアマチュア研究家のGraham Charles(グラハム・チャールズ)となります。G. Charlesはアマチュアながらサボテン・多肉植物を大量に栽培しており、またイギリスのキューガーデンのサボテン多肉研究チームとの関係が深く、BCSS(英国サボテン多肉協会)でも常連のスペシャリストの一人です。
本属は属レベルでは安定していますが、種・亜種・変種レベルで分割統合が繰り返されており、分類が安定しません。近年ではJohn Pilbeam(ジョン・ピルビーム)が1995年に"Gymnocalycium A Collecter's Guide"が示した80種体系が基本となっており、この10年後に出版された2006年にDavid Hunt(デヴィッド・ハント)他の"New Cactus Lexicon"で大幅に種数を減らした体系が示され(49種)、2009年には本書で、やや種数を増やした分類体系(56種)としています。ギムノカリキウム属に関しては、本書を含めた上記3書籍があれば、概ね分類学的な推移状況が解ります。
本書は、各種の生態や栽培株の写真、最新のメジャーな分類学的処置、形態記述、分布、生育環境、シノニムリスト、栽培方法等について収録しており、本属を網羅的に理解する良書だと思います。また、書籍名通りに生育地写真と現地レポートに紙面を割いており、また栽培方法についても種毎に詳しく記述しています。とにかく紙面をビッシリ埋め尽くす文字量で、写真枚数も多く、情報量が半端ない書籍だなと感じます。
<取引について>
・新規の方、低評価の方、悪い評価の多い方は、入札を取り消す場合があります。
・落札後のご連絡は48時間以内、ご入金(Yahooかんたん決済)は3日以内でお願いします。連絡をいただけない場合は予告なしに落札を取り消す場合があります。
・原則、ノークレーム・ノーリターンでお願いします。なお、不測の事態があった場合は、ご連絡下さい。
・仕事の都合上、出張等が多いため、スピーディな対応が難しい場合があります。
・こちらが非常識な方と判断した場合は、取引を停止させて頂きます。
<発送について>
・写真の本を発送予定です。
・送料無料。ゆうパックを想定しています。
・最近、郵送事故が多いように感じています。事故等がありましたら、ご連絡ください。可能な限り、対応します。
・申し訳ないのですが、仕事の都合上、発送は不定期ですので、ご了承の上で入札ください。
<注意事項>
・こちらの商品は、素人管理ですので、神経質な方は入札をご遠慮ください。
・PCやスマートフォン等のモニター環境により、色が異なって見えることがあります。
・不明点がありましたら、事前にご質問ください。