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社会に適合するために無理に「普通」を装い、自分を見失っている方へ
本当の自分を見つけて、自分らしく生きるための本!
原題の「アン・マスキング」とは、自閉症的な特徴を隠し社会に適合するために表面的な仮面を取り去るという意味。自らが当事者であり、そのことに誇りをもつアメリカの若手社会心理学者が、自身の体験をベースに自閉スペクトラム症の人々が自分自身を受け入れるまでの過程を描きだします。
・ASDだけでなく、発達障害で苦しむすべての人に読んでもらいたい1冊
・自分に自信を持つための書き込み式エクササイズつき
【第一章】ASD(自閉スペクトラム症)とは何か
ASDのバーンアウト(燃え尽き)/ASDの神経学的側面/ASD者は危険にさらされている/ASDは多様である/なぜASDといえば「鉄道好きの白人少年」なのか
【第二章】どういう人が仮面ASD者になるのか?
「女性のASD」によく見られる特徴/言語能力が高く、外向的なASD/「高機能」なASD/仮面ASD者との出会いとコミュニティで居場所を見つけるということ
【第三章】仮面の研究
切り替えが難しい―クリスタルの場合/オタク趣味を隠して強く見せる―ティモテウスの場合/「大人」のふりをする/「お行儀良く」することによる二重の苦しみ
【第四章】仮面がもたらす犠牲
ギフテッドの期待から逃れたくて―ドリアンの場合/「ロボット」のようになりたい/解離―脳内自分ワールドに入り込む/デジタルの世界に逃避/メディアが作るASD=「ムカつく天才」というイメージ
【第五章】ASDをとらえ直す
ASDのステレオタイプを再構成する/ASDの特性を肯定的に言い換える/敏感さが仕事に役立つ/ピート・バーンズが好き―クララの場合/特別な興味の効用/自分の価値観を再発見する
【第六章】ASDに合わせた生活を構築する
成功したインフルエンサーの素顔/ASDの感覚に合わせてインテリアをデザインする/特別な興味に没頭して回復する/ペースを落とそう/自分の好きなことを、自分なりの形で
【第七章】ASDらしい人間関係を育む
他人からの否定的な反応にひるまない/自己開示が合理的なのはどのような場合か/仮面を外した友情を育む/本当に優しい人を遠ざけない
#堀越英美#デヴォン・プライス#本 #社会/社会・福祉
自閉スペクトラム症の人たちが生きる新しい世界 デヴォン・プライス/著 堀越英美/訳
発売日:2024/07/20