社会基盤としての芸術2013-2021
伊東順二/責任編集・著
東京藝術大学・COI拠点文化外交・アートビジネスグループ/編集
発行年:2021年
社会基盤の円環に芸術が参加することで感動が進化を生み出す社会
東京藝術大学COI拠点は、東京藝術大学を中核機関とし、そこから生み出されるユニークな発想を基に芸術と科学技術を融合させ、多様なイノベーション創出活動を行うことで、様々な分野での芸術の社会実装の可能性を追求している。
本書は、本拠点の文化外交・アートビジネス分野の教授でもある著者の講義の一部をまとめたもので、その講義は各界の第一人者を講師として招き、対話を通じて芸術マネジメント技術や社会参加・貢献へのビジョン、または成功論等の実学を身に付けるというものだ。
著者は行きすぎたアカデミズムを問題提起し、大学だけではなく様々に存在する知を同時代的に体験し対話することにより、社会基盤の円環に芸術が参加することの重要性について述べている。
本書では映画監督、デザイナー、建築家などの生きたストーリ―を収録。
-目次-
・講義00 伊東 順二 ―はじめに― 「芸術が社会基盤となるために」
・講義1 本木 克英 「プロジェクト・デザインとしての映画作り」
・講義2 ニコライ・バーグマン 「プロジェクトデザインにおけるフラワーデザインの可能性」
・講義3 森 雅志 「まちづくりのプロジェクト・デザイン」
・講義4 中村 拓志 「ふるまいのデザインから社会へ」
・講義5 原木 万紀子 「研究活動としての藝術 Academiaの領域からみた藝術技量の可能性について」
・講義6 舘鼻 則孝 「工芸の未来のコラボレーション」
・講義7 猪子 寿之 「チームラボ」
・講義8 土佐 信道 「明和電機のマスプロ藝術」
・講義9 隈 研吾 「建築の未来のコラボレーション」
・講義10 秋元 康 「芸術とエンターテイメント」
・講義11 大崎 洋 「吉本興業の現在地と未来像」
著者:伊東 順二
プロデューサー、プロジェクト・プランナー、美術評論家、東京藝術大学 特任教授、富山市ガラス美術館 名誉館長、パリ日本文化会館運営審議委員、国際茶道文化協力理事
外装に多少スレがありますが、本文は良好な状態です。
ゆうパケットおてがる版210円にて郵送いたします。