本国で純正リコーン済の極上のペアです。
ブロードウェイの日本人コレクター(故人)に依頼してJBLにて純正リコーンしてもらったものを
輸入しました。リコーンだけで当時5万円以上かかっています。
リコーンと言ってもコーン紙だけでは受け付けてもらえず、スピーカーと同じ大きな箱に入った、
リコーンキットを使用してボイスコイルまで一体の振動系全ての交換(OH)でした。
画像でもコメントいたしましたが、センタードームの接着やエッジのビスコロイドのの塗布方などは、
器用なショップでもここまでは美しくは出来ず(専用の治具が有る)流石と思います。
説明書を見ると、丁寧に方法が書いてあったので自分でやってみるかと云う気にもなったのですが、
やはりプロの仕事は完璧でした。。。。(笑)
送料も当時(24年前)かなり高く2万円以上かかり、おまけにしっかり関税も1.6万程取られました。
非常に綺麗で完璧な状態だったので、大切に予備として保管しているものです。
別途、国内で8Ωのグレーを調達し、LE-20と組み合わせて長く聴いていました。
計画としては16Ωをもう2本見つけて真ん中に2345+2420を入れたシステムを組みたかったのですが、
これ程良い程度の16Ωのグレーフレームが見つからないうちに時間が経過し、
あろう事か身体を壊し、病院にいる時間が長くなってしまい、身辺整理です。。。
画像でご確認いただける通り振動系は完璧な状態です。
フレームなどは特にレストアなどはしてもらっていないので経年なりですがかなり綺麗です。
もっとも、現地では異常なレストアを行う業者もあり、フレーム塗装も当時の縮塗装を行い、
ドライバーなどは新品時に封印する赤のWaxや、あろう事かJBLの純正プレートまで持っている。
D-123で言えばマグネットカバーに付いている楕円のプレートです。
どう云うことかわかりませんがシリアルの部分がブランクになっていました。。。
レストアして、まさかシリアルを打ち替えて「連番」になったりすると思うとちょっと怖い。。
ただ、連番は当時のラインで働いていた人間の話では「連番ほぼ間違いなく同じ人間が組んだものではない」
と言っていました。。。。
脱線しました。。。。
D-130とは異なる音の傾向で球でも石でもそれぞれの良いところを出してくれる30cmの名機だと思います。
小さめの箱でも比較的低音は出やすいとは言われますが、やはり当時のサンスイのBOXに様に大きな箱に
入れてあげると素晴らしくバランスの良い雄大な音が出ます。
あまりにも不調の場合は出品を取り下げる可能性がある事をお断りさせてください。
最近驚いたのが、今の若い人達にはJBLはお手軽(悪く言うと安物)の代名詞と
言う事でした。確かによく見かけるのがPC用のプラ製の小型システムやガラス瓶の
様な3D小型ウーハーなどなど。。。
良くても映画館の壁に設置されたサラウンド用小型システム。
70年代の人気と憧れを知る身としては何とも寂しい限りです。。。
大切に引き継いでいただける方がいらっしゃればよろしくお願いいたします。